特許
J-GLOBAL ID:200903054565231314

高精度RC発振器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡部 惠行 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-505873
公開番号(公開出願番号):特表平10-502515
出願日: 1996年07月09日
公開日(公表日): 1998年03月03日
要約:
【要約】本発明によると、2つの精密な電圧レベル、即ち、低閾値電圧(VL)と高閾値電圧(VH)との間で精確に振動する所定周波数の信号を発生するための高精度RC発振器(10)が提供される。この発振回路は、第1及び第2の比較器(16,18)を使用しており、各比較器の出力は、フリップフロップ(20)のセット及びリセット入力に接続される。フリップフロップの出力は、直列RC回路網に接続されて、RC回路網のコンデンサ(14)の端子電圧の充電及び放電を制御するようになっている。直列RC回路網の相互接続点(12)は、第1及び第2の比較器の一方の入力に接続される。第1の比較器の他方の入力は、回路(24)に接続されて、発振回路によって発生される信号が精密な高閾値電圧(VH)を越えないよう、高閾値電圧の変更設定値(VH’)を供給する。同様に、第2の比較器の他方の入力は、回路(25)に接続されて、発振回路により発生される信号が精密な低閾値電圧(VL)から低下しないように、低閾値電圧の変更設定値(VL’)を供給する。
請求項(抜粋):
第1の電源から発生される第1及び第2の電圧間で発振信号が精確に振動するのを確実にすることによって、直列抵抗-コンデンサ(RC)回路網の端子間に、このRC回路網の時定数によって決定される所定の発振周波数の信号を発生するための回路であって、第1及び第2の比較器を具備し、これらの比較器の出力がそれぞれフリップ-フロップのセット入力及びリセット入力に接続されてフリップフロップをセット又はリセットするようになっており、フリップフロップの出力が直列RC回路網に接続されてコンデンサの端子電圧の充電及び放電を制御するようになっており、直列RC回路網の相互接続点が第1及び第2の両比較器の一方の入力に接続される回路において、 第1の電圧を受けて、第1の電圧の変更設定値を第1の比較器の他方の入力に供給するための第1の電圧変更回路であって、発振信号が実際に第1の電圧に到達する前に第1の比較器が切り換わって、それによって、フリップフロップが切り換わるまでに発振信号が精確に第1の電圧に達するのを確実にするようにする第1の電圧変更回路、及び、 第2の電圧を受けて、第2の電圧の変更設定値を第2の比較器の他方の入力に供給するための第2の電圧変更回路であって、発振信号が実際に第2の電圧に到達する前に第2の比較器が切り換わって、それによって、フリップフロップが切り換わるまでに発振信号が精確に第2の電圧に到達するのを確実にするようにする第2の電圧変更回路を具備することを特徴とする回路。

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