特許
J-GLOBAL ID:200903054580363359

電流差動リレー装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 亀井 弘勝 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-122021
公開番号(公開出願番号):特開平9-308081
出願日: 1996年05月16日
公開日(公表日): 1997年11月28日
要約:
【要約】【課題】過渡的状態では、3相の電流にアンバランスが生じて直流分が流れ、この直流分のために変流器CTの磁芯に、短時間磁束飽和を生じるが、この磁束飽和による電流差動リレーの誤動作を確実に防止する。【解決手段】過電流検出要素1aとともに、差電流の大きさと各電流の大きさの和との比率|ΣIi |/Σ|Ii |を検出する比率検出要素1bを用いて、リレーをロックするかどうかを判断する。【効果】比率検出要素1bを用いるので、電流の大小にかかわらず差電流の有無の判断を正確に行うことができ、この正確な判断に基づいて電流差動リレー1をロックして、電流差動リレー1の誤動作を防止することができる。
請求項(抜粋):
系統を流れる電流を検出して、その検出信号に基づいて系統の区間保護のための電流差動リレー演算を行い、演算結果が系統の区間保護のための整定値を超えたときに遮断指令信号を出力する電流差動リレー装置において、系統を流れる電流に対する過電流検出要素(1a)を設け、系統を流れる電流に対して、差電流の大きさと各電流の大きさの和との比率を検出する比率検出要素(1b)を設け、前記過電流検出要素(1a)により過電流を判定し、かつ、前記比率検出要素(1b)により当該比率がしきい値よりも低いことを判定した場合に、電流差動リレーをロックすることを特徴とする電流差動リレー装置。
IPC (2件):
H02H 3/28 ,  G01R 19/00
FI (2件):
H02H 3/28 U ,  G01R 19/00 H

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