特許
J-GLOBAL ID:200903054580798274

トロイダル型無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-098960
公開番号(公開出願番号):特開平11-294550
出願日: 1998年04月10日
公開日(公表日): 1999年10月29日
要約:
【要約】【課題】 ダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機で、加工精度を高くする事に伴うコスト上昇を抑えつつ、伝達効率の確保と耐久性の向上とを図る。【解決手段】 各トラニオンの端部に設けた枢軸を支持する為の第一支持手段54を、第一〜第四リンク腕55〜58により構成する。上記枢軸は、これら各リンク腕55〜58の両端部に設けた支持孔31、31内に支持する。支持孔31、31のピッチさえ正しく規制すれば、位置関係のずれは、隣り合うリンク腕55〜58同士が揺動変位する事により吸収する。そして、各ディスクの内側面と各ローラの周面との当接状態を均一にする。
請求項(抜粋):
ケーシングと、このケーシングの内側に互いの内側面同士を対向させた状態で、互いに同心に且つ互いに同期した回転を自在に支持された第一、第二外側ディスクと、その内側面を第一外側ディスクの内側面に対向させた状態でこれら第一、第二外側ディスクと同心に、且つこれら第一、第二外側ディスクとは独立した回転を自在に支持された第一内側ディスクと、その内側面を第二外側ディスクの内側面に対向させた状態で上記第一内側ディスクと同心に、且つこの第一内側ディスクと同期した回転を自在に支持された第二内側ディスクと、上記第一外側ディスクと第一内側ディスクとの間部分で、これら各ディスクの中心軸と交差する事はないが、この中心軸の方向に対して直角方向となる捻れの位置に存在する、互いに同心若しくは平行な4本の第一枢軸と、これら各第一枢軸を中心として揺動する1対の第一トラニオンと、これら各第一トラニオンの内側面から突出した第一変位軸と、これら各第一変位軸の周囲に回転自在に支持された状態で、上記第一外側ディスクの内側面と第一内側ディスクの内側面との間に挟持された1対の第一パワーローラと、上記第二外側ディスクと第二内側ディスクとの間部分で、これら各ディスクの中心軸と交差する事はないが、この中心軸の方向に対して直角方向となる捻れの位置に存在する、互いに同心若しくは平行な4本の第二枢軸と、これら各第二枢軸を中心として揺動する1対の第二トラニオンと、これら各第二トラニオンの内側面から突出した第二変位軸と、これら各第二変位軸の周囲に回転自在に支持された状態で、上記第二外側ディスクの内側面と第二内側ディスクの内側面との間に挟持された1対の第二パワーローラと、第一、第二内側ディスクの側方に、これら両内側ディスクを両側から挟む状態で、且つ一端部を上記第一外側ディスクと第一内側ディスクとの間部分に、他端部を上記第二外側ディスクと第二内側ディスクとの間部分に、それぞれ位置させた状態で、互いにほぼ平行に設けられた第一、第二支持手段とを備え、このうちの第一支持手段は、上記4本の第一枢軸のうちの2本の第一枢軸と上記4本の第二枢軸のうちの2本の第二枢軸とを揺動並びにそれぞれの軸方向に亙る変位自在に支持するものであり、第二支持手段は、上記4本の第一枢軸のうちの残り2本の第一枢軸と上記4本の第二枢軸のうちの残り2本の第二枢軸とを揺動並びにそれぞれの軸方向に亙る変位自在に支持するものであるトロイダル型無段変速機に於いて、上記第一支持手段は、互いに矩形の角となる位置に配置された2本ずつ合計4本の第一、第二枢軸のうちの2本の第一枢軸同士の位置関係を規制する第一規制手段と、2本の第二枢軸同士の位置関係を規制する第二規制手段と、上記矩形のうちの1辺の両端に位置する状態で隣り合う第一枢軸と第二枢軸との位置関係を規制する第三規制手段と、上記矩形のうちの他の辺の両端に位置する状態で隣り合う別の第一枢軸と別の第二枢軸との位置関係を規制する第四規制手段とから成るものであり、上記第二支持手段は、互いに矩形の角となる位置に配置された2本ずつ合計4本の第一、第二枢軸のうちの2本の第一枢軸同士の位置関係を規制する第五規制手段と、2本の第二枢軸同士の位置関係を規制する第六規制手段と、上記矩形のうちの1辺の両端に位置する状態で隣り合う第一枢軸と第二枢軸との位置関係を規制する第七規制手段と、上記矩形のうちの他の辺の両端に位置する状態で隣り合う別の第一枢軸と別の第二枢軸との位置関係を規制する第八規制手段とから成るものである事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭62-147159
  • 特開昭62-147159

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