特許
J-GLOBAL ID:200903054621140106

内燃機関の空燃比制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-304789
公開番号(公開出願番号):特開平8-158921
出願日: 1994年12月08日
公開日(公表日): 1996年06月18日
要約:
【要約】【目的】酸素センサが劣化・故障等しても、始動後の触媒活性のためのリーン化制御を最適化できる空燃比制御装置を提供すること。【構成】始動後リーン化制御前に空燃比フィードバック制御を行ない、この時の空燃比フィードバック制御が正常に行われたか否かを判断する(S11,S12,S13)。正常に行われた場合には、空燃比フィードバック補正係数αの平均値FIDALを用いてリーン化制御を行なうと共に、FIDAL を更新記憶する(S14)。一方、異常であった場合には、前回運転時に設定され記憶されたFIDAL を用いてリーン化制御を行う(S15) 。これにより、酸素センサ8が故障等しても、リーン化制御を遅らせることなく、かつ経時劣化等による空燃比のズレを抑制しつつ、良好にリーン化制御を行うことができ、以って始動後の触媒の早期活性化による未燃燃料分の排出の低減を十分に図ることができる。
請求項(抜粋):
機関吸入混合気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、機関始動後リーン化制御を行なう前に、実際の機関吸入混合気の空燃比が理論空燃比となるように、前記空燃比検出手段の検出値に基づいて空燃比制御量を空燃比フィードバック補正値を介して増減補正するリーン化制御前空燃比フィードバック制御手段と、前記リーン化制御前空燃比フィードバック制御手段における空燃比フィードバック補正値の平均値を求めるリーン化制御前空燃比フィードバック補正値演算手段と、前記リーン化制御前空燃比フィードバック制御手段による空燃比フィードバック制御終了後に、実際の機関吸入混合気の空燃比が目標リーン空燃比となるように、空燃比制御量をフィードフォワード制御するリーン化制御手段と、前記リーン化制御手段における空燃比制御量を、前記リーン化制御前空燃比フィードバック補正値演算手段により設定された空燃比フィードバック補正値の平均値に基づいて補正するリーン化空燃比制御量補正手段と、を備えた内燃機関の空燃比制御装置において、前記空燃比検出手段の異常を検出する異常検出手段と、前記空燃比検出手段が正常な場合において、前記リーン化制御前空燃比フィードバック制御手段の空燃比フィードバック補正値の平均値を更新記憶するリーン化制御前空燃比フィードバック補正値記憶手段と、前記空燃比検出手段の異常が検出された場合において、前記リーン化制御手段における空燃比制御量を、前記リーン化制御前空燃比フィードバック補正値記憶手段の記憶する前回始動時の空燃比フィードバック補正値の平均値に基づいて補正する異常時リーン化空燃比制御量補正手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
IPC (6件):
F02D 41/22 305 ,  F02D 41/02 301 ,  F02D 41/04 305 ,  F02D 41/06 305 ,  F02D 41/14 310 ,  F02D 45/00 301

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