特許
J-GLOBAL ID:200903054622104111

二軸延伸多層フィルム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 出田 晴雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-358440
公開番号(公開出願番号):特開平5-177792
出願日: 1991年12月26日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】【目的】 剛性及び耐熱収縮性に優れ良好な帯電防止性を備えた二軸延伸多層PPフィルムを提供する。【構成】 単独重合PP[PP1;(P)0.972]にステアリルジヒドロキシエチルベタイン(A)0.15重量%及びステアリルジエタノールアミン(b3)1モルとステアリン酸(b4)1モルとの反応生成物(B)1重量%並びにエチレンビスステアリン酸アマイド(C)0.05重量%配合の基材層用ペレットを得た。また、PP[PP2;Vicat軟化温度151°C]にシリカ(平均粒径2.0μm)0.2重量%配合の表面層用ペレットを得た。次に両ペレットを別の押出機で溶融(240°C)後にTダイより共押出した複層シートをパンタグラフ式二軸延伸機で予熱(158°Cで100秒間)後に、逐次延伸(縦5.0倍横8.5倍;速度10m/min)して二軸延伸複層フィルム(総括厚20μm;表面層厚2μm)を得、該複層フィルム表面をコロナ放電処理した。【効果】 該複層フィルムのヤング率(MD/TD)230/439(kgf/mm2)熱収縮率(MD/TD)1.1/2.4(%)帯電圧減衰率78(sec)B.I.0.1(%)及びブロッキング度0.46(kgf/4cm2)。
請求項(抜粋):
メルトフローレートとアイソタクチックペンタッド分率との関係が下式(「数1」)【数1】 1.00≧P≧0.015・log[MFR]+0.955を満足する高結晶性ポリプロピレン(PP1)に対し、化合物(A)として一般式(「化1」)【化1】(式中のRは炭素数12〜22のアルキル基またはアルケニル基である)で表されるアルキル(またはアルケニル)ジヒドロキシアルキルベタイン(A)0.05〜0.3重量%と、化合物(B)として一般式(「化2」)【化2】R1NH2(式中のR1 は炭素数12〜22のアルキル基またはアルケニル基である)で表されるアルキル(またはアルケニル)アミン(b1)1モルに対して酸化エチレン(b2)2〜3モルを付加させて得られるポリオキシエチレンアルキル(またはポリオキシエチレンアルケニル)アミン(b3)と炭素数12〜22の高級脂肪酸の中から選ばれた少なくとも1種(b4)とを反応させて得られた化合物(B)0.5〜1.5重量%と、ビスアマイド化合物(C)0.01〜0.2重量%とを配合した組成物を主成分とする基材層の少なくとも片面に、ビカット軟化温度が130〜154°Cの範囲にある結晶性ポリプロピレン(PP2)を主成分とする表面層が積層されたことを特徴とする二軸延伸多層フィルム。
IPC (5件):
B32B 27/32 ,  B29C 55/12 ,  B29K 23:00 ,  B29L 7:00 ,  B29L 9:00

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