特許
J-GLOBAL ID:200903054639746710

車両のアンチスキッドブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡村 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-261770
公開番号(公開出願番号):特開平8-104219
出願日: 1994年09月30日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】【目的】 液圧センサ等を用いずにマスターシリンダ液圧を推定可能なアンチスキッドブレーキ装置を提供する。【構成】 ABS制御の第2サイクル開始時の車体減速度DVr とマップM1とからブレーキ液圧Pwc1 を検知し、このブレーキ液圧Pwc1 と、これを減圧する減圧時間DTo と、マップM2とから減圧後のブレーキ液圧Pwc2 を検知し、ブレーキ液圧Pwc2 を増圧する増圧時間AToを演算し、第3サイクル開始時の車体減速度DVr とマップM1とからブレーキ液圧Pwc3 を検知し、ブレーキ液圧Pwc2,Pwc3 と、増圧時間AToとをマップM3に適用してマスターシリンダ液圧Pmを推定する。
請求項(抜粋):
車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、前輪と後輪のブレーキ液圧を調整する液圧調整手段と、車輪速検出手段で検出された車輪速に基づいて、少なくとも増圧フェーズと減圧フェーズとを含む液圧制御サイクルでブレーキ液圧が変化するように液圧調整手段を制御するアンチスキッド制御手段とを備えた車両のアンチスキッドブレーキ装置において、車輪速検出手段で検出された車輪速から車体速を演算する車体速演算手段と、前記車体速を受けて車体減速度を求め、この車体減速度を用いて車輪がロックするときの第1ブレーキ液圧を検知する第1液圧検知手段と、前記第1ブレーキ液圧を減圧する減圧フェーズの減圧時間を求め、第1ブレーキ液圧と減圧時間とから、減圧後の第2ブレーキ液圧を検知する第2液圧検知手段と、前記車体速を受けて車体減速度を求め、この車体減速度を用いて第1ブレーキ液圧を求めた液圧制御サイクルの次の液圧制御サイクルに車輪がロックするときの第3ブレーキ液圧を検知する第3液圧検知手段と、前記第2ブレーキ液圧を増圧する増圧フェーズの増圧時間を求め、第2ブレーキ液圧と第3ブレーキ液圧と増圧時間とを用いて、マスターシリンダ液圧を推定するマスターシリンダ液圧推定手段と、を備えたことを特徴とする車両のアンチスキッドブレーキ装置。

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