特許
J-GLOBAL ID:200903054644888540
遠心ボウル
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
富澤 孝 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-313594
公開番号(公開出願番号):特開2000-102603
出願日: 1995年10月05日
公開日(公表日): 2000年04月11日
要約:
【要約】【課題】 間欠血流遠心方式の血液成分分離装置で使用する遠心ボウルにおいて、体外循環時間を短縮するとともに体外循環血液量を少なくし、また、回転シール部材の漏洩対策がなされた遠心ボウルを提供すること。【解決手段】 遠心ボウル1Aの内部において、赤血球101が流入する第1採取空間53と、血漿102が流入する第2採取空間52とを、分離空間51から回転軸P1に向かった位置に設け、分離空間51と連通させることにより、遠心ボウル1Aの回転を停止することなく、赤血球101、血漿102を分離採取する。また、ポート部材5Aに設けられた供給ポートに加圧滅菌空気を供給して、メカニカルシール9における漏れを、遠心ボウル本体2の内部から外部に向かって流出させる。
請求項(抜粋):
上側に向かって次第に狭くなる中空状の遠心ボウル本体の頂部に、前記遠心ボウル本体の軸線と同心である開口を設け、流入ポートを設けたポート部材を前記開口から前記遠心ボウル本体の内部に遊挿して回転シール部材で取り付けることにより、前記遠心ボウル本体を密封しながら前記軸線を回転軸として回転させ、前記軸線と平行若しくは上側に向かって漸近する面と前記遠心ボウル本体の内周面とで形成される分離空間に、前記分離空間と流通する前記流入ポートから流入する血液を、前記分離空間で遠心力により比重の異なる血液成分に分離する遠心ボウルにおいて、前記遠心ボウル本体に、前記流入ポートが前記分離空間に流通する位置の下側から前記軸線に向かって前記分離空間と連通する第1採取空間と、前記開口に隣接するとともに前記分離空間の上側から前記軸線に向かって前記分離空間と連通する第2採取空間とを形成し、前記ポート部材に、前記第1採取空間と流通する第1流出ポートと、前記第2採取空間と流通する第2流出ポートとを設けることにより、前記遠心ボウルを回転させている間に、前記分離空間の下側に滞留する比重の重い第1血液成分を、前記第1採取空間を介して前記第1流出ポートから流出させる一方、前記分離空間の上側に滞留する比重の軽い第2血液成分を、前記第2採取空間を介して前記第2流出ポートから流出させることを特徴とする遠心ボウル。
引用特許:
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