特許

J-GLOBAL ID：200903054709039065

洗浄便座装置

発明者： 牧 野 哲 夫 ,  林 浩 一 ,  古 川 秀 記 ,  沢 木 篤
出願人/特許権者： アイシン精機株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-267574
公開番号（公開出願番号）：特開平7-119196
出願日： 1993年10月26日
公開日（公表日）： 1995年05月09日
要約：

【要約】【目的】 肛門洗浄用ノズル機構の洗浄ノズルとビデ洗浄用ノズル機構の洗浄ノズルの各進退時の干渉の可能性を低くし、且つ、揺動用アクチュエータを小型化する。【構成】 肛門洗浄ノズル6a,ビデ洗浄ノズル6bの後退を復帰スプリング11a,11bの付勢力と先端側シリンダ室Rcの洗浄水の圧力とで行うようにし、肛門洗浄状態とビデ洗浄状態との間の切替え時には必ず先端側シリンダ室Rcに洗浄水を送給して洗浄ノズル6aまたは6bを素早く後退させる。揺動用アクチュエータにより揺動させるスライダに両洗浄ノズル6a,6bおよび切替バルブ4を支持させる。

請求項（抜粋）：

便座の後側に並設された肛門洗浄用のノズル機構およびビデ洗浄用のノズル機構を有した洗浄便座装置において、前記各ノズル機構は、先端部に洗浄水の吐出孔を有し、基端部にピストン部を有する洗浄用ノズルと、先端部に洗浄水の吐出孔を有し、基端部にピストン部を有するビデ洗浄用ノズルと、前記洗浄ノズルを進退可能に内挿し、前記ピストン部でシリンダ室が基端側シリンダ室と先端側シリンダ室に二分され、これら各シリンダ室に洗浄水が出入りする開口が形成された肛門洗浄ノズル用シリンダおよびビデ洗浄ノズル用シリンダとを有し、前記先端側シリンダ室が排水状態とされ且つ前記基端側シリンダ室に洗浄水が送給されることで前記洗浄用ノズルが復帰スプリングの付勢力に抗して前進し且つ前進位置で前記吐出孔より洗浄水が噴出して人体局部を洗浄し、また前記基端側シリンダ室が排水状態とされ且つ前記先端側シリンダ室に洗浄水が送給されることで前記洗浄ノズルが洗浄水の噴出を止め且つ前記復帰スプリングの付勢力と洗浄水の水圧とで後退するものであり、前記各基端側シリンダ室と前記各先端側シリンダ室へ洗浄水を選択的に給排する手段が切替バルブとこの切替バルブへの洗浄水の供給を断続する開閉バルブとを含んでおり、前記切替バルブは、非洗浄動作時には前記両基端側シリンダ室を排水状態とし且つ前記両先端側シリンダ室への洗浄水の送給水路を開く待機状態となり、肛門洗浄動作時には前記待機状態から一方向へ動作されることで前記肛門洗浄用のノズル機構の前記基端側シリンダ室を排水状態から洗浄水の送給状態に切替え、ビデ洗浄動作時には前記待機状態から他方向へ動作されることで前記ビデ洗浄用のノズル機構の前記基端側シリンダ室を排水状態から洗浄水の送給状態に切替えるものであり、前記開閉バルブは、肛門洗浄動作またはビデ洗浄動作の間中開かれ、且つ、洗浄動作停止時に閉じられてその後のノズル後退動作時に一時的に開かれるものであり、前記両ノズル機構および前記切替バルブを支持して便器の前後方向と平行方向域に可動なスライダとこのスライダを作動させる揺動用アクチュエータを備えている洗浄便座装置。