特許
J-GLOBAL ID:200903054734334675

自動変速機のタービントルク推定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-253895
公開番号(公開出願番号):特開平8-121581
出願日: 1994年10月19日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】【目的】 自動変速機においてトルクコンバータから変速歯車機構に入力されるタービントルクを常に正確に推定できるタービントルク推定装置を提供する。【構成】 トルクコンバータのトルク比及びトルク容量係数の基準値を求め(S110〜S130)、これら各値を自動変速機内部の油温に基づき補正する(S150,S160)。エアコン作動時,燃料カット制御実行時等には、それに伴うタービントルクの低下量を演算する(S170)。そしてトルク比,トルク容量係数及びエンジン回転数の自乗値との積からトルク低下量を減じ、タービントルクを推定する(S180)。一方、トルク容量係数の油温補正は基準値に補正係数と油温補正値とを乗じることにより行ない、補正係数はエンジントルクから求めたトルク容量係数参照値に基づき更新する。この結果、自動変速機の特性変化等に影響されることなく、タービントルクを常に正確に推定できる。
請求項(抜粋):
エンジンからの動力が流体伝動手段を介して機械的変速機構に入力され、液圧により駆動される複数の摩擦係合手段の組み合せにより所定の変速段を得る自動変速機において、流体伝動手段から機械的変速機構に入力されるタービントルクを推定するタービントルク推定装置であって、上記流体伝動手段の入力回転数を検出する入力回転数検出手段と、上記流体伝動手段の出力回転数を検出する出力回転数検出手段と、上記入力回転数と上記出力回転数とから上記流体伝動手段の速度比を演算する速度比演算手段と、該速度比に基づき上記流体伝動手段のトルク比を演算するトルク比演算手段と、上記速度比に基づき上記流体伝動手段のトルク容量係数を演算するトルク容量係数演算手段と、上記トルク比及びトルク容量係数と上記入力回転数の自乗値との積により、上記タービントルクを推定するタービントルク推定手段と、を備え、更に、上記トルク容量係数演算手段にて得られたトルク容量係数を所定の補正係数にて補正し、補正後のトルク容量係数を上記タービントルク推定用のトルク容量係数として設定するトルク容量係数補正手段と、上記エンジンの運転状態に基づきエンジントルクを推定するエンジントルク推定手段と、該推定されたエンジントルクを上記入力回転数の自乗値にて除することにより、上記トルク容量係数の参照値を演算する参照値演算手段と、該トルク容量係数の参照値と、上記トルク容量係数補正手段にて得られたトルク容量係数とに基づき、上記補正係数を補正する補正係数補正手段と、を設けたことを特徴とする自動変速機のタービントルク推定装置。
IPC (6件):
F16H 59/16 ,  B60K 41/04 ,  F16H 59:14 ,  F16H 59:40 ,  F16H 59:42 ,  F16H 59:72
引用特許:
審査官引用 (6件)
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