【課題】 楕円曲線上で定義されるTateペアリングの計算を行う際の演算負荷を軽減する。【解決手段】 (1)f=f2gV,V(Q)/g2V(Q)の計算の代わりに、lg2V(Q)がペアリング演算の最後に行う(q-1)/m乗の過程で1となるlを用いてf=f2gVV(Q)lを計算する。これにより逆元計算を削減することができる。(2)f=fgV,P(Q)/gV+P(Q)の計算の代わりに、lgV+P(Q)がペアリング演算の最後に行う(q-1)/m乗の過程で1となるlを用いてf=fgV,P(Q)lを計算する。これにより逆元計算を削減することができる。(3)lの選択方法として、dをd|kかつd
請求項(抜粋):
有限体上の楕円曲線上で定義されるTateペアリング演算装置であって、
楕円曲線パラメータおよび定義体情報として、
定義体Fp、Fpのk次拡大体Fq(dをd|kかつd
mの2進展開を行い、
m=m0+m12+...+mr2r、mj∈{0,1}(0≦j≦r-1)、
mr≠0とおく。
f=1、V=Qとおく。
i=r-1とおく。
Q=(xQ,yQ)のx座標xQがFqの部分群であるFPのd次拡大体の元かどうかを判定し、d次拡大体の元であればS5に進み、そうでなければS2に進む。
VでE(Fp)と接する直線gV,V=c0+c1x+c2yを求め、
gV,V(Q)=c0+c1xQ+c2yQを計算する。
f=f2gV,V(Q)を計算し、fの値を更新する。
V=2Vとおき、mi=1であればS8に進み、mi=0であればS11に進む。
VとPとを通る直線gV,P=c0+c1x+c2yを求め、
gV,P(Q)=c0+c1xQ+c2yQを計算する。
f=fgV,P(Q)を計算し、fの値を更新する。
V=V+Pとおく。
i=i-1とおき、i=-1であればS22に進み、異なればS6に進む。
z、wを変数とする多項式
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (5件):
5J104AA25
, 5J104JA21
, 5J104JA25
, 5J104NA02
, 5J104NA16
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