特許
J-GLOBAL ID:200903054803767562

ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-230413
公開番号(公開出願番号):特開平8-072698
出願日: 1994年08月31日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【構成】 液圧倍力装置の液圧源となるアキュームレータ12が故障すると、第3圧力室43の液圧が零になり、第2ばね41の弾撥力によってピン状部材37がストッパ部材44と当接する上昇端位置まで押し上げられる。これにより、弁体28が第1弁座33に着座する一方、第2弁座38が弁体28から離座する。そのため、マスタシリンダ3とフロントホイールシリンダ5との連通が遮断される一方、マスタシリンダ3と増圧機構7の第1圧力室23とが連通する。この状態からブレーキペダルが踏み込まれると、マスタシリンダ3の液圧が増圧機構7の第1圧力室23に作用して段付ピストン22が押下げられるので、マスタシリンダ3の液圧は増圧機構7によって増圧されてからフロントホイールシリンダ5に伝達される。【効果】 アキュームレータ12が故障したときの増圧機構7の作動遅れを防止できる。
請求項(抜粋):
ホイールシリンダにブレーキ液圧を作用させるマスタシリンダと、ブレーキペダルと上記マスタシリンダとの間に設けられて、ブレーキペダルが踏み込まれた際に該ブレーキペダルの踏力を所定の比率で倍力してマスタシリンダに伝達する液圧倍力装置と、上記ホイールシリンダとマスタシリンダとを連通するブレーキ液通路に配設され、作動された際には上記マスタシリンダのブレーキ液圧を増圧してホイールシリンダに伝達する増圧機構と、上記ブレーキ液通路に設けられて、液圧倍力装置が失陥した時に上記増圧機構を作動させる制御弁とを備え、上記増圧機構を、ケーシングに穿設した段付の貫通孔に液密を保持して摺動自在に嵌合した段付ピストンと、上記ケーシング内の段付ピストンの大径部側に形成されて上記制御弁を介してマスタシリンダと連通可能な第1圧力室と、上記ケーシング内の段付ピストンの小径部側に形成されてホイールシリンダと連通する第2圧力室と、上記ケーシング内の段付ピストンの段部端面と対向する位置に形成されてリザーバに連通する第3圧力室と、段付ピストンを非作動位置に復帰させるリターンスプリングとから構成したブレーキ装置において、上記制御弁を、ハウジング内に摺動自在に設けた弁体と、この弁体をハウジングに設けた第1弁座に着座させる第1ばねと、上記第1弁座よりも弁体側に形成した第1圧力室と反対側に形成した第2圧力室と、上記ハウジングに摺動自在に設けられ、上記第2圧力室を貫通して上記弁体に当接し該弁体を第1弁座から離座させるピン状部材と、このピン状部材の上記弁体とは反対側に形成した第3圧力室と、上記ピン状部材の軸部に形成した連通路と、上記ピン状部材の先端部に設けられ、該ピン状部材が上記弁体に当接した際に第2圧力室と連通路との連通を遮断する第2弁座と、上記第2弁座が弁体から離座する方向にピン状部材を付勢する第2ばねとから構成し、かつ、上記第1圧力室を増圧機構よりも下流側のホイールシリンダに連通させ、上記第2圧力室をマスタシリンダに連通させ、上記第3圧力室を液圧倍力装置の液圧源に連通させ、さらに上記連通路を増圧機構の第1圧力室に連通させたことを特徴とするブレーキ装置。
IPC (2件):
B60T 13/12 ,  B60T 11/28

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