特許
J-GLOBAL ID:200903054803974924

インバータスイツチング素子の温度上昇検出回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-196899
公開番号(公開出願番号):特開平5-049266
出願日: 1991年08月07日
公開日(公表日): 1993年02月26日
要約:
【要約】【目的】インバ-タスイッチング素子の温度上昇検出をインバ-タ運転諸元から推定演算した該素子のジャンクション温度自体を用いて行い、その検出精度と即応性との向上を図る。【構成】インバ-タ出力電流の平均値を受けスイッチング素子の対飽和電圧平均損失を演算する演算器と、前記出力電流平均値とキャリア周波数とを受け前記素子のスイッチング平均損失を演算する演算器と、該両損失の和を前記素子のジャンクション・ケ-ス間熱抵抗で除して該ジャンクション・ケ-ス間温度差の平均値を演算すると共にインバ-タ出力周波数によりその特性の規定されている変換係数を該温度差の平均値に乗じてその瞬時最大値を演算する温度差演算器と、前記素子の冷却体温度の検出器と、該冷却体温度と前記温度差の瞬時最大値との和となる前記素子のジャンクション温度とその上限設定値との比較器とを備え、該比較器の出力を以て所要の温度上昇検出信号となすものとする。
請求項(抜粋):
インバ-タにおけるブリッジ構成をなす主回路スイッチング素子のジャンクション温度上昇検出回路であって、前記インバ-タの出力電流の平均値を入力とし予め設定されている対電流特性に従って該出力電流平均値に対応する前記素子の主電極間飽和電圧の値を演算すると共に該飽和電圧値と前記出力電流平均値との積を対飽和電圧平均損失として演算出力する飽和電圧損失演算器と、前記の出力電流平均値とPWM演算用のキャリア周波数とを入力とし予め設定されている対電流特性に従って該出力電流平均値に対応する前記スイッチング素子のスイッチングサイクル毎の平均損失を演算し該サイクル毎の平均損失と前記キャリア周波数の値との積をスイッチング平均損失として演算出力するスイッチング損失演算器と、該両損失演算器の出力の和を入力とし予め設定されている前記スイッチング素子のジャンクション・ケ-ス間熱抵抗と同じく予め設定されている該素子のジャンクション・ケ-ス間温度差の瞬時最大値のその平均値からの変換係数に関する対インバ-タ出力周波数特性とに従い前記損失和を前記熱抵抗で除して得た前記温度差の平均値に前記変換係数を乗じて得た該温度差の瞬時最大値を演算出力する温度差演算器と、サ-ミスタ等の前記スイッチング素子の冷却体温度検出器とその出力デ-タの読込器と、前記温度差演算器の演算した前記温度差の瞬時最大値と前記冷却体温度検出器の検出した前記冷却体温度との和として与えられる前記スイッチング素子のジャンクション温度演算値の瞬時最大値が該素子のジャンクション温度絶対最大定格値から決められたその上限設定値より大となった場合にその出力を発する比較器とを備えて成り、該比較器の出力信号を以て所要の温度上昇検出信号となすことを特徴とするインバータスイッチング素子の温度上昇検出回路。
IPC (3件):
H02M 7/48 ,  H02H 6/00 ,  H02M 1/00

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