特許
J-GLOBAL ID:200903054808535058

防曇性プラスチツクの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-297331
公開番号(公開出願番号):特開平5-132574
出願日: 1991年11月13日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 防曇性能を保持したまま、耐久性、特に耐擦傷性と耐水性を共に改善した防曇性プラスチックを製造する方法を提供する。【構成】 表面にSiOx (x は1または2)を有する金属酸化物層を被覆したプラスチック基板に、一般式【化1】(式中、R1 、R2 およびR3 は、同一または異なり、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級アルキル基またはフェニル基である。ただし、R1 、R2 およびR3 のうち少なくとも1つはハロゲン原子または低級アルコキシ基である。Yは末端にエポキシ基を有する低級アルキル基である。)で表されるシラン化合物を含む液を塗布し、形成したシランカップリング層を、官能基を有する1級アミン誘導体を含む修飾液で処理して、表面に親水性有機物層を形成し、1級アミン誘導体の官能基どうしを架橋剤で結合する、防曇性プラスチックの製造方法である。
請求項(抜粋):
i) プラスチック基板の表面に、SiOx (xは1または2)の単層、または最外層が該SiOx 層である多層からなる金属酸化物層を被覆する工程と、ii) 金属酸化物層の表面に、一般式【化1】(式中、R1 、R2 およびR3 は、同一または異なり、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級アルキル基またはフェニル基である。ただし、R1 、R2 およびR3 のうち少なくとも1つはハロゲン原子または低級アルコキシ基である。Yは末端にエポキシ基を有する低級アルキル基である。)で表されるシラン化合物を含む液を塗布してシランカップリング層を形成する工程と、iii) シランカップリング層の表面を、一般式A-R4 -NH2 (式中、Aは水酸基、アミノ基、カルボキシル基、硫酸基、スルホン基よりなる群から選ばれる少なくとも1つの親水性官能基、R4 は炭素・炭素間多重結合、炭素・窒素間多重結合または窒素・窒素間多重結合を有する炭素数1〜6のアルキル基である)で表される1級アミン誘導体を含む修飾液で処理して、シランカップリング層のエポキシ基と1級アミン誘導体のアミノ基との反応により表面に親水性有機物層を形成する工程と、iv) 親水性有機物層の表面に、炭素・炭素間多重結合、炭素・窒素間多重結合または窒素・窒素間多重結合を有する架橋剤を塗布し、ついで親水性有機物層のアルキル鎖を架橋する工程とからなる、防曇性プラスチックの製造方法。
IPC (4件):
C08J 7/06 ,  B32B 7/02 103 ,  B32B 9/00 ,  C08J 7/04

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