特許
J-GLOBAL ID:200903054867486370

ヘモグロビン及び細胞分析のためのシアン化物不含溶解試薬組成物及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-534457
公開番号(公開出願番号):特表2001-509273
出願日: 1998年01月13日
公開日(公表日): 2001年07月10日
要約:
【要約】血液サンプル中の全ヘモグロビン濃度の計測のための、白血球の数の計数のための、そしてリンパ球、単球、及び顆粒球を含む3つの白血球サブ集団の示差的計数のための、シアニド不含溶解試薬組成物及び方法を開示する。上記シアニド不含溶解試薬組成物は、赤血球を溶解し、そしてヘモグロビンを放出するための、第4アンモニウム塩、ピリジニウム塩、有機ホスフェート・エステル、及びアルキル・スルホネートから成る群から選ばれた溶血性界面活性剤、並びにヘモグロビンとの安定性色素原を形成するための、トリアゾール及びその誘導体、テトラゾール及びその誘導体、オキソ酸のアルカリ金属塩、メラミン、アニリン-2-スルホン酸、キナルジン酸、2-アミノ-1,3,4-チアジアゾール、トリアジン及びその誘導体、ウラゾール、DL-ピペコリン酸、イソニコチンアミド、アントラニロニトリル、6-アザ-2-チオチミン、アデニン、3-(2-チエニル)アクリル酸、安息香酸及び安息香酸のアルカリ金属及びアンモニウム塩、及びピラジン及びその誘導体から成る群から選ばれた有機リガンドを含む。あるいはこの有機リガンドは、ヘモグロビン及び白血球分析のために好適な血液希釈剤に添加されることができる。
請求項(抜粋):
(I)(a)以下の分子構造:{式中、R1は、10〜18炭素原子をもつアルキル、アルケニル又はアルキニル基であり;R2,R3とR4は、1〜4炭素原子をもつアルキル基であり、そしてX-は、クロリド及びブロミド・アニオンである。}により表される、第4アンモニウム塩; (b)以下の分子構造:{式中、nは、7〜12の整数であり、そしてX-は、アニオン基である。}により表されるピリジニウム塩; (c)アルキル・スルホン酸、又はアルキルスルホネートのアルカリ金属塩;及び (d)有機リン酸エステル、又は有機リン酸エステルのアルカリ金属塩;から成る群から選ばれたヘモグロビン濃度の測定のための、赤血球を溶血し、そしてヘモグロビンを放出するために十分な量における少なくとも1の界面活性剤;並びに (II)以下の: (a)トリアゾール及びその誘導体、 (b)テトラゾール及びその誘導体、 (c)以下のオキソ酸のアルカリ金属塩: {式中、Mはアルカリ金属カチオンである。} (d)メラミン (e)アニリン-2-スルホン酸 (f)キナルジン酸 (g)2-アミノ-1,3,4-チアジアゾール (h)トリアジン及びその誘導体 {式中、R1,R2とR3は、-H,-OH,-SH,-COOH及びトリアジンの複素環誘導体である。}; (i)ウラゾール (j)DL-ピペコリン酸 (k)イソニコチンアミド (l)アントラニロニトリル (m)6-アザ-2-チオチミン (n)アデニン (o)3-(2-チエニル)アクリル酸 (p)安息香酸、及び安息香酸のアルカリ金属及びアンモニウム塩 {式中、Rは、-H,NH4+及びアルカリ金属カチオンである。}; (q)ピラジン及びその誘導体 {式中、R1,R2,R3及びR,は、-H,-CN,-OH,-SH,-COOH、又は-CONH2である。}から成る群から選ばれた、ヘモグロビンと安定性色素原を形成するために十分な量における有機リガンド、から成る水性溶液を含み、そしてこれによりその溶解試薬組成物のpHは、1〜13の範囲にあるシアニド不含溶解試薬組成物。
IPC (2件):
G01N 33/72 ,  G01N 33/49
FI (2件):
G01N 33/72 A ,  G01N 33/49 A
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (20件)
  • 特開平3-252557
  • 特開平3-252557
  • 特開平1-191057
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引用文献:
出願人引用 (1件)
  • Biochem Biophys Acta 1295(1996) p.209-221
審査官引用 (1件)
  • Biochem Biophys Acta 1295(1996) p.209-221

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