特許
J-GLOBAL ID:200903054879735317

経皮的な穿刺箇所における血液の浸み出しを防止する装置及びその使用方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-508311
公開番号(公開出願番号):特表平10-504745
出願日: 1995年08月23日
公開日(公表日): 1998年05月12日
要約:
【要約】生体の経皮的な動脈穿刺箇所(10)からの出血を少なくする装置(20、100、200)及びその使用方法であり、動脈壁の開口部(10B)は穿刺箇所外に伸長する縫合材(24A、24B、208)の少なくとも一部を含む閉塞体(24、208)により閉じられている。該装置は、基本的に、血液が貫通して流れるのを阻止する例えばコラーゲンのような材料の塊体(22、212)と、縫合材の部分を材料の塊体を貫通するように駆動するキャリア(30、206、210)と、該穿刺路に隣接する組織に緊密に係合し得るように材料の塊体を縫合材部分に関して保持する手段(24E、46、50、250、252)とを備えている。この保持手段は、縫合材部分における結び目(24E、252)を備え、又は、縫合材部分の上に配置し得る取り外し可能に固着できる部材(46、50、250)とすることができる。一つの実施の形態において、該キャリアは、動脈の壁を貫通し且つ材料の塊体を貫通して、縫合材部分を駆動し得るように動脈の内部の所定位置に配置された、例えば、針(206)のような穿刺部材を備えている。別の実施の形態において、該キャリアは、縫合材部分を選択的に把持して該縫合材部分を材料の塊体を貫通するように駆動し得るように配置された、例えば、可撓性のフィラメント(44)のような細長い部材を備えている。キャリアが縫合材部分を該キャリアを貫通するように伸長させる間に、材料の塊体を保持するハウジング(26)が設けられている。材料の塊体を突き固めて隣接する組織と密に係合させるタンパー部材(28)を設けることができる。
請求項(抜粋):
生体の血管の経皮的な穿刺箇所(10)であって、血管(10C)の壁の開口部(10B)と、該開口部と隣接し且つ生体の皮膚(12)の表面まで伸長する経路(10A)とを有し、前記血管壁の開口部が前記血管の穿刺箇所の閉塞体(24、208)により閉じられて、前記血管の穿刺箇所の閉塞体が前記穿刺路外に伸長する少なくとも一つの縫合材部分(24A、24B、208)を有する、前記穿刺箇所からの出血を少なくするために血管の穿刺箇所の閉塞体(24、208)と共に使用される装置(20、100、200)にして、 (a)血液が貫通して流れるのを阻止する変形可能な材料塊体(22、212)と、 (b)前記変形可能な材料の塊体(22、212)を保持し且つ該変形可能な材料の塊体を前記穿刺路に極く隣接する位置に配置し得るようにされた位置決め手段(26、28、244、246)と、 (c)前記穿刺路から伸長する少なくとも一つの縫合材部分の第一の部分に係合し且つ該第一の部分を前記変形可能な材料の前記塊体内に且つ該前記塊体を貫通するように駆動するキャリア手段(30、206、210)と、 (d)変形可能な材料の前記塊体を前記第一の縫合材部分に関して保持して、該変形可能な材料の塊体が前記穿刺路に隣接する組織に緊密に係合し、前記経路を遮断し、これにより、前記穿刺箇所からの血液の浸み出しを少なくする手段(24E、46、50、250、252)とを備えることを特徴とする装置。
IPC (2件):
A61B 17/12 ,  A61B 17/04
FI (2件):
A61B 17/12 ,  A61B 17/04
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特公平5-070469
審査官引用 (3件)

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