特許
J-GLOBAL ID:200903054881699158

食品添加用炭酸カルシウム分散体の製造方法、及び該分散体を添加してなる食品組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊丹 健次
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-359437
公開番号(公開出願番号):特開平6-197730
出願日: 1992年12月26日
公開日(公表日): 1994年07月19日
要約:
【要約】【構成】 特定の方法により調製される含水炭酸カルシウムを基材とし、特定の方法により調製される食品添加用炭酸カルシウム分散体の製造方法において、該炭酸カルシウム分散体中の炭酸カルシウムの粒度分布における重量(体積)平均径P(μm)と、炭酸カルシウム100重量部に対するHLBが10以上の親水性乳化剤の添加量Q(重量部)が、下記(a)の関係を満足することを特徴とする、食品添加用炭酸カルシウムの製造方法:(a)Q≧(1.87/P)+6.17【効果】 液中での分散性が極めて優れており、上記分散体を用いて調製された食品組成物は長期間安定である。
請求項(抜粋):
下記(ア)の方法により調製される含水炭酸カルシウムを基材とし、下記(イ)及び/又は(ウ)及び/又は(エ)の方法により調製される食品添加用炭酸カルシウム分散体の製造方法において、該炭酸カルシウム分散体中の炭酸カルシウムの粒度分布における重量(体積)平均径P(μm)と、炭酸カルシウム100重量部に対するHLBが10以上の親水性乳化剤の添加量Q(重量部)が、下記(a)の関係を満足することを特徴とする、食品添加用炭酸カルシウムの製造方法:(a)Q≧(1.87/P)+6.17(ア)石灰乳を炭酸ガスを用いて炭酸化反応して得られる炭酸カルシウムの水懸濁液の調製工程において、炭酸化反応終了して調製されたpH値Xの炭酸カルシウムの水懸濁液を攪拌、及び/又は湿式粉砕、及び/又は静置し、該炭酸カルシウムの水懸濁液のpHを以下に示す式(a)及び(b)を満たすpH値Yに上昇せしめた後、水懸濁液中に存在するアルカリ物質を除去及び/又はアルカリ物質の単位体積当たりの濃度を低下せしめ、炭酸カルシウムの水懸濁液のpHを以下に示す式(c)を満たすpH値Zに調整して含水炭酸カルシウムを調製する。Y≧8.6 ・・・(a)10(Y+2) /10X ≧125 ・・・(b)10(Z+2) /10Y ≦80 ・・・(c)但し、X、Yは同一温度条件下でのpHである。pH値Zは、Zが8.6未満の場合、Zは8.6として計算。(イ)上記(ア)の方法により調製される含水炭酸カルシウムに、HLBが10以上の親水性乳化剤の添加処理する。(ウ)上記(ア)の方法により調製される含水炭酸カルシウムに、HLBが10以上の親水性乳化剤の添加処理した後、得られる炭酸カルシウムと親水性乳化剤と水の混合物を、粉砕機及び/又は分散機を用いて粉砕及び/又は分散処理する。(エ)上記(ア)の方法により調製される含水炭酸カルシウムを、粉砕機及び/又は分散機を用いて粉砕及び/又は分散処理した後、HLBが10以上の親水性乳化剤を添加処理する。
IPC (2件):
A23L 1/272 ,  C01F 11/18

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