特許
J-GLOBAL ID:200903054908085475

無線中継装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 尾崎 光三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-127232
公開番号(公開出願番号):特開平8-298485
出願日: 1995年04月26日
公開日(公表日): 1996年11月12日
要約:
【要約】【目的】 上行回線と下行回線とが同一周波数の搬送波により実現され通信方式、例えば、パーソナルハンディフォンシステムにおける無線中継装置の上行回線と下行回線の各別の伝送路の増幅度(利得)を十分高く確保することで、基地局側アンテナの設置箇所への制約や子機側アンテナのサービス領域への制約を解消する。【構成】 共に基地局方向に指向性を有し、互いに近接配置された一組の基地局側送信受信アンテナ2a、2bと共に子機方向に指向性を有し、互いに近接配置された一組の子機側送信受信アンテナ5a、5bとに関し、組ごとのアンテナ間距離D、D2と組ごとのアンテナ据付け姿勢とを適切に選定することで、上行下行両回線の一巡利得が1以下に留まるように、組ごとのアンテナの実質的結合度を確定する。
請求項(抜粋):
上行回線と下行回線とにおける同一周波数に係る電波を基地局と子機との間で中継する無線中継装置であって、基地局方向に指向性を有し、基地局からの電波を受信する基地局側受信アンテナ手段と、子機方向に指向性を有し、子機に対して電波を放射する子機側送信アンテナ手段と、基地局側受信アンテナ手段と子機側送信アンテナ手段との間を継ぐように設けられ、所定の伝送損失L<SB>1</SB> を伴って、基地局側受信アンテナ手段で受信された電波に対応する高周波信号を子機側送信アンテナ手段に向けて伝送する下行回線伝送手段と、下行回線伝送手段中に挿入され、下行回線伝送手段で伝送される高周波信号を利得A<SB>1</SB> で増幅する下行回線増幅手段と、子機側送信アンテナ手段と近接して配置され、子機方向に指向性を有し、子機からの電波を受信する子機側受信アンテナ手段と、基地局側受信アンテナ手段と近接して配置され、基地局方向に指向性を有し、基地局に対して電波を放射する基地局側送信アンテナ手段と、子機側受信アンテナ手段と基地局側送信アンテナ手段との間を継ぐように設けられ、所定の伝送損失L<SB>2</SB> を伴って、子機側受信アンテナ手段で受信された電波に対応する高周波信号を基地局側送信アンテナ手段に向けて伝送する上行回線伝送手段と、上行回線伝送手段中に挿入され、上行回線伝送手段で伝送される高周波信号を利得A<SB>2</SB> で増幅する上行回線増幅手段とを備えて成り、基地局側受信アンテナ手段と基地局側送信アンテナ手段とを所定のアンテナ手段間距離を確保可能な位置に、かつ、所定のアンテナ手段間の指向性依存利得を確保可能な姿勢に配置することで、上記基地局側両アンテナ手段間の実質的結合度K<SB>1</SB> を下記の条件式が成立するように確定し、併わせて、子機側受信アンテナ手段と子機側送信アンテナ手段とを所定のアンテナ手段間距離を確保可能な位置に、かつ、所定のアンテナ手段間の指向性依存利得を確保可能な姿勢に配置することで、上記子機側両アンテナ手段間の実質的結合度K<SB>2</SB>を下記の条件式が成立するように同時的に確定したことを特徴とする無線中継装置。条件式(A<SB>1</SB> -L<SB>1</SB> )(dB)+(A<SB>2</SB> -L<SB>2</SB> )(dB)+K<SB>1</SB> (dB)+K<SB>2</SB> (dB)<0
IPC (2件):
H04B 7/26 ,  H04B 7/15
FI (2件):
H04B 7/26 A ,  H04B 7/15 Z
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特開平4-077126
  • 無線中継装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-121354   出願人:日本電信電話株式会社
  • 特開昭63-167530
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