特許
J-GLOBAL ID:200903054915940011

メッキ加工の前処理脱脂工程における油分離装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-153151
公開番号(公開出願番号):特開平9-314141
出願日: 1996年05月23日
公開日(公表日): 1997年12月09日
要約:
【要約】【課題】 メッキ工程における前処理工程を完全なものとして、メッキ処理後のメッキ皮膜の剥離,ワークとメッキ皮膜との間の気泡の発生,艶の低下,メッキの不均一などの製品のクオリティを低下させる要因を排除すると共に、ピンホールの発生を抑制して耐食性を向上させるのみならず、メッキ工場でのクリーンな職場環境を達成して人に優しい技術の提供を目的としている。【解決手段】 オーバーフロー部12を備えた脱脂処理用タンク13、内部に複数の仕切板Fが設けられている濾過タンク14、溶液循環パイプ15、ポンプ16、リタンーバルブ17、脱脂シャワーノズル18、ロタリージョイント18a,18b、接続金具18c、シャワーノズルGが開口形成されているシャワーパイプ18d,18eとから構成されている。
請求項(抜粋):
メッキ加工の前処理工程として行われる脱脂工程で用いられる装置であって、所定の脱脂剤を一定の濃度で溶融させた脱脂処理水溶液を満たし、被脱脂部材を投入して脱脂処理をおこなう脱脂処理槽と、当該脱脂処理槽の内壁部所定の位置に設けた脱脂処理水溶液放出部と、上記脱脂処理槽の胴部上面所定の位置に開口を設け、脱脂処理水溶液の水面に浮遊した脱脂成分と溢れた脱脂処理水溶液を外部に排除するオーバーフロー部と、当該オーバーフロー部下部近傍に設け、オーバーフロー部から排出された脱脂成分が混合した脱脂処理水溶液を濾過する脱脂成分濾過槽と、当該脱脂成分濾過槽で濾過処理されて排出された脱脂処理水溶液を上記脱脂処理槽の脱脂処理水溶液放出部に循環させる循環経路と、当該循環経路に介装されたポンプと、当該ポンプに並装されたリターンバルブとから成るメッキ加工の前処理脱脂工程における油分離装置において、上記脱脂処理水溶液放出部は、脱脂処理槽の所定の液位に満たされた脱脂処理水溶液の水面の下部近傍に備えた空洞な短尺T形状のジョイント部材と、当該ジョイント部材の両端開口部のそれぞれに、一端が閉栓され、外経面の長手方向所定の位置には、所定の間隙で噴射ノズル部を複数開口形成した長尺パイプ部材を回動可能に挿入したことを特徴とするメッキ加工の前処理脱脂工程における油分離装置。
IPC (2件):
C02F 1/40 ,  C23G 1/36
FI (3件):
C02F 1/40 A ,  C02F 1/40 F ,  C23G 1/36

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