特許
J-GLOBAL ID:200903054917811189

エコー・ノイズキャンセラおよびエコー・ノイズ消去方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-268628
公開番号(公開出願番号):特開平9-116469
出願日: 1995年10月17日
公開日(公表日): 1997年05月02日
要約:
【要約】【課題】 周囲雑音が存在する環境下においても良好な通話品質を維持する。【解決手段】 ステップサイズ7を基に参照入力信号1から疑似エコー3を生成する適応フィルタ100と、マイクロホン12の出力から疑似エコー3を差し引いて残差信号4を出力する減算器104と、参照入力信号1のパワーを推定する参照入力信号パワー推定回路101と、疑似エコー3および残差信号4を基に周囲雑音5のパワーを推定する周囲雑音パワー推定回路103と、参照入力信号パワー8および周囲雑音パワー9を基にステップサイズ7を決定するステップサイズ決定回路102と、参照入力信号パワー8および周囲雑音パワー9に応じてゲイン係数を決定するゲイン係数決定回路300と、そのゲイン係数を残差信号4に乗じる乗算器301とを有する。ゲイン係数を残差信号4に乗じることにより、適応フィルタだけでは消去しきれないエコーおよび周囲雑音の影響が抑圧される。
請求項(抜粋):
第1の回線を介して受信された参照入力信号がスピーカにより音声信号に変換される系と、音声をマイクロホンにより電気信号に変換し、これを出力信号として第2の回線上に送出する系とを有し、前記スピーカから出力された音声信号および周囲雑音が前記マイクロホンにて受信されて第2の回線上に送出される際のエコーおよび雑音を消去するエコー・ノイズキャンセラであって、供給されたステップサイズを基に前記参照入力信号から疑似エコーを生成する適応フィルタと、前記マイクロホンの出力から前記適応フィルタにて生成された疑似エコーを差し引いて残差信号を出力する減算器と、前記参照入力信号のパワーを推定する参照入力信号パワー推定回路と、前記適応フィルタにて生成された疑似エコーおよび前記減算器から出力された残差信号を基に、前記マイクロホンにて受信された周囲雑音のパワーを推定する周囲雑音パワー推定回路と、前記参照入力信号のパワーおよび周囲雑音のパワーを基にステップサイズを決定し、これを前記適応フィルタへ供給するステップサイズ決定回路と、前記参照入力信号のパワーおよび周囲雑音のパワーに応じて、前記第2の回線のレベルを下げて前記減算器から出力された残差信号に含まれるエコーおよび周囲雑音を抑圧するエコー・雑音抑圧手段と、を有することを特徴とするエコー・ノイズキャンセラ。
IPC (4件):
H04B 3/23 ,  H03H 21/00 ,  H04M 1/60 ,  H04R 3/02
FI (4件):
H04B 3/23 ,  H03H 21/00 ,  H04M 1/60 C ,  H04R 3/02

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