特許
J-GLOBAL ID:200903054919034899

サーボブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-516460
公開番号(公開出願番号):特表平8-507021
出願日: 1994年12月13日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】ペダルによって操作され,移動シミュレータ(34)と,これに連結された適正値伝達器(58)とを有するサーボブレーキ装置を提案する。例えばこの適正値伝達器に代えて第2の適正値伝達器(59)を使用することもできる。この第2の適正値伝達器(59)は圧力伝達器である。両方の適正値伝達器(58・59)の信号は電子制御ユニット(60)内でほぼ適正値であることを調べられる。信号の大きさに許容し得ない変化があれば,サーボブレーキ作業が抑制される。この場合には,非常ブレーキシリンダ(44)によってブレーキをかけることが可能である。このサーボブレーキ装置は乗客及び貨物を輸送する自動車,特にアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)あるいはトラクション・コントロール・システム(TCS)を備えた自動車,に使用することができる。
請求項(抜粋):
サーボ圧力源から取り出される車輪ブレーキ圧力を調整するための,ペダルによって電気的に制御される弁装置と,ペダルに所属する移動シミュレータと,ペダルによって操作される非常ブレーキシリンダとを有し,この非常ブレーキシリンダの少なくとも1つのピストンは,サーボ圧力によるブレーキ動作中は初期位置の区域にとどまり,この初期位置からのピストンの作業ストロークによって非常ブレーキ圧力が生ぜしめられて,少なくとも1つの非常ブレーキ導管を通して車輪ブレーキに供給されるようになっている形式のサーボブレーキ装置において,ペダル(1)と,非常ブレーキピストンとして構成されたピストン(36)との間に,移動可能なロックピストン(35)を有するシリンダ(38)が配置されており,更に,ロックピストン(35)に隣接している非常ブレーキピストン側のロック室(41)が該シリンダ(38)内に設けられており,このロック室(41)は,サーボ圧力状態では閉じられている2ポート2位置ソレノイド弁(43)を介して液体タンク(10)に接続されており,この2ポート2位置ソレノイド弁(43)は非常状態においては開かれて,ロック室(41)を液体タンク(10)に接続するようにしたことを特徴とする,サーボブレーキ装置。

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