特許
J-GLOBAL ID:200903054928543887

複合成形品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 白井 重隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-354175
公開番号(公開出願番号):特開平6-315995
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1994年11月15日
要約:
【要約】【目的】 芯部に均一な発泡コアを有する軽量で強靱なFRP複合成形品を短いサイクルで製造する。【構成】 成形用の型のキャビティ内に、強化繊維シートのような表層部形成用の繊維状補強材および目開きの小さい織物、不織布などの分離層を配置し、その内側の部分に少なくとも発泡性樹脂粒子および液状成形樹脂を含む樹脂混合物を入れ、型を閉じて誘電加熱または誘導加熱して成形することにより、少なくとも繊維強化樹脂からなる表層部と厚み方向の発泡状態が均一な強化された発泡コアからなる芯部を有する軽量で剛性を有する有用なFRP複合成形品を短時間で効率よく製造する。
請求項(抜粋):
少なくとも液状成形樹脂により所定の形状に成形された繊維状強化樹脂層からなる表層部および発泡コアからなる芯部を有する複合成形品を製造するにあたり、(a)成形用の型内に、繊維状補強材および液状成形樹脂は通すが発泡性樹脂粒子は通さない分離層を設置すること、(b)型内の成形後の発泡コアとなる部分に、少なくとも発泡性樹脂粒子と液状成形樹脂とを含む樹脂混合物を供給すること、(c)型を閉じたのち、誘電加熱または誘導加熱により、型内の発泡性樹脂粒子と液状成形樹脂とを短時間に充分高い温度まで加熱して、芯部に位置する発泡性樹脂粒子をほぼ均一に加熱発泡させて体積膨張を生じさせ、この膨張力によって上記繊維状補強材および分離層を包含する表層部形成材料を型の内壁面に対して押し付けるとともに、液状成形樹脂を表層部形成材料中に浸透させること、(d)その状態で液状成形樹脂を硬化させること、(e)誘電加熱または誘導加熱を中止し、成形品を型内で冷却すること、そして(f)得られた複合成形品を型から取り出すこと、を特徴とする複合成形品の製造方法。
IPC (5件):
B29C 67/22 ,  B29C 67/14 ,  B29K105:04 ,  B29K105:08 ,  B29L 9:00

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