特許
J-GLOBAL ID:200903054982591935

トルクの制御装置等および制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-043301
公開番号(公開出願番号):特開平11-278104
出願日: 1999年02月22日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】 エンジン補機類の駆動やエンジンの内部抵抗を考慮した上で、故障が生じない必要十分なエンジン出力を、動力伝達装置に負荷する。【解決手段】 駆動系11の最大許容トルクは、コストを考慮して、一般的な運転状態で故障を回避できるような値となるように決定されている。過大なトルクが負荷される例外的な運転状態になると、選択されたギヤ比GR、車両速度OS等の制御変数を検出し、該検出値をしきい値と比較する。比較の結果、低速ギヤを選択し、車両が低速で走行しているような状況であり、かつ、エンジンフライホイールトルクの最大値が駆動系11の許容トルクを上回るような運転状態にあると判断されると、エンジン出力を小さくする。このとき、エンジン12の内部抵抗に打勝ち、エンジン補機類を駆動するために必要なトルクは確保する。
請求項(抜粋):
燃料制御型エンジン(12)と、駆動系(11)とを含む車両用駆動装置(10)を制御する車載用コンピュータ(48)のためのプログラムユニットであって、前記燃料制御型エンジン(12)は、前記駆動系(11)と駆動連結しており、最大出力トルクが設定され、かつ、燃料供給量を制御するための指令信号に応じて作動するマイコン制御によるエンジン制御装置を備え、該エンジン制御装置はエンジントルクのグロス値を制限する少なくとも1つの作動モードを有しており、前記駆動系(11)は、複数段のチェンジギヤ型変速装置(14)およびドライブアクスル(19)を有し、その最大許容トルクが、駆動系に予め設定された運転状態において想定されるトルク負荷であって、過大なトルクが負荷される運転状態下で想定される負荷と最大のエンジンフライホイールトルクとを下回る値に設定されており、前記車載用コンピュータ(48)は、駆動系の運転状態に係る制御パラメータの値である入力信号(50)を受取るものであり、該プログラムユニットは、エンジンフライホイールトルク(TFW)を表す制御パラメータの値を決定し、前記駆動系に過大なトルクが負荷される運転状態の間は、前記制御パラメータに係る検出値と対応するしきい値とを比較し、前記制御パラメータに係る検出値が、駆動系に過大なトルクが負荷される運転状態にあることを示す場合には、前記エンジン制御装置は前記エンジンフライホイールトルクを前記駆動系の最大許容トルク以下に制限することを特徴とするプログラムユニット。

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