特許
J-GLOBAL ID:200903054995628072

α-L-ラムノシダーゼおよびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-099586
公開番号(公開出願番号):特開2000-287681
出願日: 1999年04月07日
公開日(公表日): 2000年10月17日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 高濃度のグルコースおよびエタノール存在下においても活性低下の少ない、グルコース耐性およびエタノール耐性を備えたα-L-ラムノシダーゼおよびその製造方法の提供。【解決手段】 ピシア属に属する微生物が生産する、以下の理化学的性質を有するα-L-ラムノシダーゼ:(1)作用:p-ニトロフェニル-α-L-ラムノピラノシドを基質として作用させた場合、p-ニトロフェノールを遊離する。(2)pH安定性:30°Cにて30分間保持した場合、pH5.0〜7.0で安定した酵素活性を示す。(3)至適温度:p-ニトロフェニル-α-L-ラムノピラノシドを基質としてpH6.5で30°Cで10分間反応させたときの至適温度は約40°Cである。(4)エタノール耐性:20容量%エタノール中において67%の相対活性を示す。
請求項(抜粋):
下記の性質を有するα-L-ラムノシダーゼ。(1)作用:p-ニトロフェニル-α-L-ラムノピラノシドを基質として作用させた場合、p-ニトロフェノールを遊離する。(2)至適pH:p-ニトロフェニル-α-L-ラムノピラノシドを基質として30°Cで10分間反応させたときの至適pHは6.0〜7.0付近にある。(3)pH安定性:30°Cにて30分間保持した場合、pH5.0〜7.0で安定した酵素活性を示す。(4)至適温度:p-ニトロフェニル-α-L-ラムノピラノシドを基質としてpH6.5で30°Cで10分間反応させたときの至適温度は約40°Cである。(5)熱安定性:pH6.5にて30分間保持したとき、20°Cまで安定した酵素活性を示し、それを超えると次第に失活する。(6)阻害剤:p-クロロ安息香酸水銀、塩化第二水銀、塩化第二銅により阻害を受け、エチレンジアミン四酢酸、メルカプトエタノールでは殆ど阻害されない。(7)分子量:SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法により測定した分子量は約88,000ダルトンである。(8)等電点:等電点電気泳動法による等電点はpI4.9である。(9)グルコース耐性:500mMグルコース中において76%の相対活性を示す。(10)エタノール耐性:20容量%エタノール中において67%の相対活性を示す。
IPC (3件):
C12N 9/24 ,  C12N 1/16 ,  C12R 1:84
FI (2件):
C12N 9/24 ,  C12N 1/16 G
Fターム (12件):
4B050CC01 ,  4B050DD04 ,  4B050FF04E ,  4B050FF05E ,  4B050FF09E ,  4B050FF11E ,  4B050FF15E ,  4B050LL02 ,  4B065AA77X ,  4B065BB16 ,  4B065CA31 ,  4B065CA42

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