特許
J-GLOBAL ID:200903054998822139

鉄心窓を包囲するアモルファス金属片からなる変圧器鉄心を製造するための方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-013973
公開番号(公開出願番号):特開平6-036957
出願日: 1991年01月11日
公開日(公表日): 1994年02月10日
要約:
【要約】【目的】 多数のアモルファス金属片を支柱に巻付けて変圧器鉄心を製造する際、各片において互いに接続する両端部が同一位置で重なり、その部分の鉄心厚が異常に大きくなるのを防止する。【構成】 長さ方向にのびる軸とその軸を包囲する外表面とを有し、その外表面の一部が窪み131を有する湾曲形状をもつ支柱50を利用する。アモルファス金属片は複数枚で一のグループ19とし、複数グループで一のパケット52として、複数のパケットを集成する。各パケット52中のグループは、(i) 複数の整列したアモルファス金属片からなり、(ii)パケットの長さ方向において順次ずれて位置する横断端縁を有する。複数のパケットは支柱50のまわりに順次重層的に巻付けられ、この間、支柱50は回転を拘束され、そのまわりに鉄心本体が積層形成される。各パケットは支柱50への巻付けに先立ち、巻付けたとき各グループの両端が支柱の凹面部と整列して互いに重なるように位置決めされる。
請求項(抜粋):
アモルファス金属片より変圧器鉄心を製造する方法であって、(a) 長さ方向の軸とその軸を包囲し、かつ前記長さ方向に沿ってのびる外表面とを有する支柱であって、外周に窪みを形成する凹面形状を有する表面部を含む前記外周を有する無空体における前記軸に直角な横断面を備えたものを準備し、(b) 実質上長さ方向にのびる側縁と実質上横断方向にのびる端縁とを有する複数の細長いアモルファス金属片からなる片グループを複数グループ含むことにより形成されるパケットを複数個準備する段階であって、各パケット中のグループは実質上整列した長さ方向にのびる側縁と、そのパケットの長さ方向において順次ずらして配置されたパケット両端における横断端縁を有するようにし、(c) 支柱を回転しないように拘束して前記パケットを前記支柱のまわりに重層的に巻付け、これによって前記支柱のまわりに鉄心本体を形成し、さらに、(d) 各パケットを前記支柱に巻付けるに先立ってその支柱のまわりに配置し、これによってパケットが支柱に巻付けられるとき、前記パケット内の各グループの両端が凹面形状の前記表面部と角度整列する位置において重複関係となるように合同させる、ことを特徴とするアモルファス金属片より変圧器鉄心を製造する方法。

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