特許
J-GLOBAL ID:200903055047655387
イオントラップ型質量分析装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-266889
公開番号(公開出願番号):特開2001-093462
出願日: 1999年09月21日
公開日(公表日): 2001年04月06日
要約:
【要約】【課題】 ゴーストピークを容易に識別することができる手段を備えたイオントラップ型質量分析装置を提供する。【解決手段】 環状のリング電極と、該リング電極を挟むように配設された一対のエンドキャップ電極とで囲まれる空間にリング電極と両エンドキャップ電極との間に高周波電圧を印加することによりイオンを保持するための電場を形成し、且つ、AC補助電圧を両エンドキャップ電極間に印加して、共鳴振動によりイオントラップ内でイオンの選別を行うイオントラップ型質量分析装置において、同一の試料に対してAC補助電圧の周波数を変化させ、各周波数に応じてマススペクトルを作成する。その際、マススペクトルの走査軸を、AC補助電圧の周波数の値を用いて算出したイオンの質量数に関して同一スケールにする。これにより、共鳴排出によるピークはマススペクトル上で不動であるのに対し、安定領域の端から排出されるイオンによるゴーストピークのみが移動し、両者は明瞭に識別される。
請求項(抜粋):
環状のリング電極と、該リング電極を挟むように配設された一対のエンドキャップ電極とで囲まれる空間にリング電極と両エンドキャップ電極との間に高周波電圧を印加することによりイオンを保持するための電場を形成し、且つ、交流補助電圧を前記両エンドキャップ電極間に印加して共鳴振動によりイオントラップ内でイオンの選別を行うイオントラップ型質量分析装置において、a)上記交流補助電圧の周波数を変化させる手段と、b)交流補助電圧の周波数の各値に対応する共鳴イオンの質量数を算出する手段と、c)同一の試料に対して交流補助電圧の周波数を変化させ、各周波数に応じてマススペクトルを作成して、マススペクトルの走査軸を周波数値を用いて算出したイオンの質量数に関して同一スケールにし、比較するマススペクトル比較手段と、を備えることを特徴とするイオントラップ型質量分析装置。
Fターム (3件):
5C038JJ06
, 5C038JJ07
, 5C038JJ09
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