特許
J-GLOBAL ID:200903055059478855

マイクロ磁化解析プログラム、方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹内 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-033640
公開番号(公開出願番号):特開2007-213384
出願日: 2006年02月10日
公開日(公表日): 2007年08月23日
要約:
【課題】記録媒体と記録ヘッドのような複数の磁性体の1つを任意方向に移動しながらマイクロ磁化状態の過渡的変化を解析可能とする。 【解決手段】入力部14は空間に固定される磁性体と移動の対象となる磁性体の領域のみを微小要素にメッシュ分割した解析対象モデルと解析条件を読込む。磁界分布計算部16は各磁性体の全ての微小要素の辺に未知数を配置した状態で有限要素法を用いて第1磁場方程式を作成し、且つ各磁性体の空間と接する微小要素の境界の辺に未知数を配置した状態で境界要素法を用いて第2磁場方程式を作成し、この連立方程式を解いて各要素の辺のベクトルポテンシャルを求め、更にベクトルポテンシャルから各要素内の磁界分布を求める。マイクロ磁化運動計算部18はマイクロ磁化領域の各微小要素の中心にマイクロ磁化の未知数を配置し、磁界計算部16で求めた磁界分布をLLG方程式に対する外部磁界として、LLG方程式の時間積分によりマイクロ磁化を求める。 【選択図】 図1
請求項(抜粋):
コンピュータに、 解析対象となる空間に固定される第1磁性体と移動の対象となる第2磁性体の領域のみを微小要素にメッシュ分割した解析対象モデルと、材料特性、移動速度、時間ステップを含む解析条件を入力する入力ステップと、 前記第1磁性体および第2磁性体の全ての微小要素の辺に未知数を配置した状態で有限要素法を用いて第1磁場方程式を作成し、且つ前記第1磁性体および第2磁性体の空間と接する微小要素の境界の辺に未知数を配置した状態で境界要素法を用いて第2磁場方程式を作成する連立方程式作成ステップと、 前記第1磁場方程式と第2磁場方程式に基づく連立方程式を解いて各微小要素の辺のベクトルポテンシャルを求める連立方程式解法ステップと、 前記ベクトルポテンシャルにより各要素内の磁界分布を求める磁界計算ステップと、 前記第1磁性体及び又は第2磁性体の指定されたマイクロ磁化領域に含まれる各微小要素の中心にマイクロ磁化の未知数を配置した状態で、前記磁界計算ステップで求めた磁界分布をLLG方程式に対する外部磁界として、前記LLG方程式の時間積分によりマイクロ磁化を求めるマイクロ磁化運動計算ステップと、 前記マイクロ磁化運動計算ステップで求めた前記マイクロ磁化が収束条件を満足しない場合は、前記マイクロ磁化を用いて前記第1磁場方程式及び第2磁場方程式を修正して時刻をステップ的に増加させた後に、前記連立方程式作成ステップ以降の処理を前記収束条件を満足するまで繰り返す連立方程式修正ステップと、 を実行させることを特徴とするマイクロ磁化解析プログラム。
IPC (1件):
G06F 17/50
FI (1件):
G06F17/50 612H
Fターム (2件):
5B046AA07 ,  5B046JA10
引用特許:
出願人引用 (1件)

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