特許
J-GLOBAL ID:200903055060818279

登坂路における車両用自動変速機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牧野 剛博 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-206285
公開番号(公開出願番号):特開平8-074986
出願日: 1994年08月31日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 基準加速度データを準備する変速段を必須の変速段のみに限定してROMの容量を低減する共に、未設定変速段から設定変速段に変速されるような場合であってもデータのなまし処理に不都合が発生しないようにする。【構成】 車速、スロットル開度、及び変速段に基づいて基準車両加速度を予め記憶しておき、これと実車両加速度とを比較することによって登坂路を判定するシステムにおいて、基準車両加速度のデータを準備する変速段を必須の変速段のみに限定し、ROMの容量を低減すると共に、このデータをフィルタ処理して使用し、スロットル開度の急変可能性と基準車両加速度の変化に対する応答性とを協和させる。この場合、データの設定されていない変速段から設定されている変速段に変速がなされたときは一時的にフィルタ処理を禁止し、データの生の値自体を(フィルタ処理された)基準加速度として用い、これに基づいて再びフィルタ処理を再開する。
請求項(抜粋):
車両の実加速度を検出する手段と、少なくとも車速、スロットル開度及び変速段に基づき、基準加速度データを予め設定し記憶しておく手段と、今回求められた前記基準加速度データと前回までに算出された基準加速度とに基づき、フィルタ処理を施すことにより今回の基準加速度を算出する手段と、前記実加速度と前記フィルタ処理された基準加速度とを比較することにより登坂路を判断する手段と、登坂路と判断されたときに、該登坂路に適した変速段に制御する手段と、を備えた登坂路における車両用自動変速機の制御装置において、前記基準加速度データを一部の変速段についてのみ予め設定し記憶すると共に、少なくとも該基準加速度データが設定されていない変速段から基準加速度データが設定されている変速段への変速が実行される場合に、前記フィルタ処理を一旦禁止する手段と、該フィルタ処理の禁止された変速が実行される場合には、求められた新変速段での基準加速度データ自体を基準加速度として定義する手段と、該定義された基準加速度を前回までに算出された基準加速度としてフィルタ処理を再開し、以降の基準加速度を順次求める手段と、を備えたこと特徴とする登坂路における車両用自動変速機の制御装置。
IPC (2件):
F16H 61/02 ,  F16H 59:48

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