特許
J-GLOBAL ID:200903055066808402

水中位置測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-011477
公開番号(公開出願番号):特開平11-211809
出願日: 1998年01月23日
公開日(公表日): 1999年08月06日
要約:
【要約】【課題】 水中に設置された複数の音響受波器の位置を精度良く測定する。【解決手段】 複数の音響受波器21〜2nからの水平距離が遠い海面上で試験船6を運航し、音響発生器26から海中に音響信号を放射させつつ各時刻とその絶対位置をFD24に記録する。更に、音響受波器21〜2nのほぼ上方の海面上で試験船6を運航し、各時刻とその絶対位置をFD24に記録する。一方、測定船4では、複数の音響受波器21〜2nで受信した音響信号の到達時間差を相関器11で求め、その時刻とともにFD14に記録する。FD14,24のデータを各時刻毎に突き合わせ、遠距離における音響発生器26の絶対位置とその時の音響信号の到達時間差のデータから、各音響受波器21〜2nの水平位置を算出する。また、近距離における音響発生器26の絶対位置とその時の音響信号の到達時間差のデータから、各音響受波器21〜2nの垂直位置を算出する。
請求項(抜粋):
位置測定用の試験信号を発生する信号発生部、前記試験信号を水中に音響信号として放射する音響放射部、及び前記音響放射部の絶対位置を検出する位置検出部を備えた音響信号出力手段と、前記水中のそれぞれ異なる位置に設置され該水中を伝搬する前記音響信号を受信して電気信号に変換する複数の音響受波器、及び前記複数の音響受波器から出力された前記電気信号の相関を求めて該各音響受波器が受信した前記音響信号の到達時間差を検出する相関検出部を備えた音響信号検出手段とを使用し、前記複数の音響受波器が設置された位置から水平方向に遠距離の複数の遠距離位置に前記音響出力手段を移動させて、それぞれの遠距離位置から前記音響信号を前記水中に放射する遠距離出力処理と、前記各遠距離位置から放射された前記音響信号を前記複数の音響受波器で受信し、該複数の音響受波器の受信した音響信号の到達時間差を検出する遠距離検出処理と、前記各遠距離位置における前記音響放射部の絶対位置のデータと、該各遠距離位置毎に前記遠距離検出処理で検出した到達時間差のデータとに基づいて、前記複数の音響受波器の水平面内の位置を算出する水平位置算出処理と、前記複数の音響受波器が設置された位置から水平方向に近距離で、該音響受波器のほぼ垂直線上の複数の近距離位置に前記音響出力手段を移動させて、それぞれの近距離位置から前記音響信号を前記水中に放射する近距離出力処理と、前記各近距離位置から放射された前記音響信号を前記複数の音響受波器で受信し、該複数の音響受波器の受信した音響信号の到達時間差を検出する近距離検出処理と、前記各近距離位置における前記音響放射部の絶対位置のデータと、該各近距離位置毎に前記近距離検出処理で検出した到達時間差のデータとに基づいて、前記複数の音響受波器の垂直方向の位置を算出する垂直位置算出処理とを、行うことにより前記水中に設置された音響受波器の位置を測定することを特徴とする水中位置測定方法。

前のページに戻る