特許
J-GLOBAL ID:200903055072743444

斜板型圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-117823
公開番号(公開出願番号):特開平7-324678
出願日: 1994年05月31日
公開日(公表日): 1995年12月12日
要約:
【要約】【目的】 圧縮機起動時のショックを簡単な構成で低減する。【構成】 回転軸1の小径部1-bに、軸方向には移動可能で、回転方向には一体に回転するようにスプール9を結合し、このスプール9には、最小容量設定用の小さい回転角範囲を持った第1の切欠き溝9-aと、100%容量設定用の大きい回転角範囲を持った第2の切欠き溝9-bとを備え、スプール9の背後には中間圧室Aを設けるとともに、スプリング10によりスプール9を室A側へ押圧し、中間圧が吸入圧と均圧する起動時にはスプール9がスプリング10により室A側へ移行して、ピストンシリンダSPの吸入ポートDを前記第1の切欠き溝9-aにより小さい回転角範囲のみで開口して最小容量を設定し、もって起動ショックを低減する。
請求項(抜粋):
動力源からの動力を受け回転する回転軸と、この回転軸を内蔵するケーシング部材と、このケーシング部材の内部にその周方向に沿って前記回転軸とは平行に配設された複数のピストンシリンダと、前記ピストンシリンダに往復動可能に組み込まれた複数のピストンと、前記回転軸の回転を前記ピストンの往復運動に変換する斜板機構と、前記ケーシング部材内に形成され、前記斜板機構を収容する斜板室と、前記ケーシング部材内に形成され、前記ピストンシリンダ内で圧縮される流体が吸入される吸入圧室と、この吸入圧室内の流体を前記ピストンシリンダ内に吸入させる吸入ポートと、前記回転軸に軸方向には移動可能で、かつ回転方向には一体に連結され、前記回転軸と一体に回転して、前記吸入ポートを開閉するスプールと、このスプールの軸方向一端側に形成され、前記斜板室と連通した中間圧室と、前記スプールの軸方向他端側に配置され、前記スプールを前記中間圧室側へ押圧するばね手段とを備え、更に前記スプールには、前記中間圧室の圧力が低下して前記スプールが前記ばね手段により前記中間圧室側へ移行した位置にあるときに、前記吸入ポートを所定の小さい回転角範囲でのみ開口する第1の切欠き溝と、前記中間圧室の圧力が上昇して前記スプールが前記ばね手段に抗して前記中間圧室とは反対側へ移行した位置にあるときに、前記吸入ポートを所定の大きい回転角範囲にわたって開口する第2の切欠き溝と、が備えられていることを特徴とする斜板型圧縮機。
IPC (3件):
F04B 27/14 ,  F04B 27/08 ,  F04B 49/00
FI (3件):
F04B 27/08 S ,  F04B 27/08 P ,  F04B 49/02 321

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