特許
J-GLOBAL ID:200903055156278933

サスペンション制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 一眞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-271754
公開番号(公開出願番号):特開平10-095214
出願日: 1996年09月19日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】【課題】 サスペンション制御に供する検出器に起因するノイズを効果的に低減すると共に、検出値の位相遅れを確実に防止し、適切に減衰力を制御する。【解決手段】 車高検出器HDにより車両の鉛直方向の変位を電気信号に変換すると共に、路面変位推定手段RSによって車高検出器HDの出力に対し同時性を維持しつつ走行路面の変位を推定する。これらの出力をフィルタ手段FMに入力し、カルマンフィルタKFを介して車高検出器HDの出力に応じて状態方程式に基づき車高推定値を演算し、この車高推定値と車高検出器HDの出力の差分に所定のカルマンゲインを乗じてフィードバックし、ばね上速度を求めると共に、ばね上とばね下間の相対速度を求める。そして、速度比計算手段SRにて相対速度に対するばね上速度の速度比を計算し、この計算結果に基づき、目標減衰力設定手段DPにて目標減衰力を設定し、アブソーバのアクチュエータを制御する。
請求項(抜粋):
車両のショックアブソーバに対する目標減衰力を計算し、該目標減衰力に基づき前記ショックアブソーバの減衰力を制御するサスペンション制御装置において、前記車両の鉛直方向の変位を電気信号に変換して出力する車高検出器と、該車高検出器の出力に対し同時性を維持しつつ前記車両の走行路面の変位を推定する路面変位推定手段と、該路面変位推定手段の出力と前記車高検出器の出力を入力し、カルマンフィルタを介して前記車高検出器の出力に応じて状態方程式に基づき車高推定値を演算し、該車高推定値と前記車高検出器の出力の差分に所定のカルマンゲインを乗じてフィードバックし、前記車両のばね上部分の上下速度を求めると共に、前記車両のばね上部分と前記車両のばね下部分との間の相対速度を求めるフィルタ手段と、前記相対速度に対する前記ばね上部分の上下速度の速度比を計算する速度比計算手段と、該速度比計算手段の計算結果に基づき前記目標減衰力を設定する目標減衰力設定手段とを備えたことを特徴とするサスペンション制御装置。

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