特許
J-GLOBAL ID:200903055174005960

残留応力の測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川北 武長
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-029744
公開番号(公開出願番号):特開平5-223661
出願日: 1992年02月17日
公開日(公表日): 1993年08月31日
要約:
【要約】【目的】 測定に要する時間、費用を共に削減する実用的な残留応力の測定方法を提供する。【構成】 解析対象物に対する境界要素法解析モデルを作成し、対象物内表面の数点について残留応力を実測し、この残留応力に対応する残留ひずみ分布パターンεi (i=1〜m)を仮定し、解析モデルについて境界要素法を適用して残留ひずみ分布パターンεi に対応する応力分布Si (i=1〜m)を求め、残留応力の実測点の応力S=X1 S1 +X2 S2 +......+Xm Sm となる係数X1 、X2 ......Xm を決定し、次いでこの係数を使って残留ひずみε=X1 ε1 +X2 ε2 +......+Xm εm で求めた残留ひずみ分布εを用いて解析対象物全体の応力分布を境界要素法を使って求める。【効果】 対象物表面の数点で測定した残留応力分布より、簡便かつ高制度で全体の残留応力分布を推定できる。
請求項(抜粋):
対象とする機器の全体または一部の残留応力を数値解析手法を使って測定する方法において、測定対象部を境界要素法解析モデルで表現する工程と、測定対象部の表面応力分布を表わすq個の応力σij(k)(k=1〜q)を測定する工程と、上記測定値を既知量としてm種類の固有ひずみの分布パターンεi (i=1〜m)を仮定する工程と、それぞれの仮定した固有ひずみ分布パターンに対応するm種類の応力分布パターンσij(ki)(k=1〜q、i=1〜m、q>m)を境界要素法により算出する工程と、算出したm種類の応力分布パターンを用いて次式(本明細書中(7)式)S(合成)=x1 σ1 +x2 σ2 +x3 σ3 + ... +xm σm の応力分布Sが前記q個の応力測定値に一致するように前記式の係数を統計処理の重回帰分析により算出する工程と、算出したこれら係数を用いて次式(本明細書中(8)式)ε(推定)=x1 ε1 +x2 ε2 +x3 ε3 + ... +xm εm の固有ひずみ分布εを計算し、この固有ひずみ分布を用いて境界要素法により前記解析モデル全体の応力分布を算出することを特徴とする残留応力の測定方法。
IPC (3件):
G01L 1/00 ,  G06F 15/324 ,  G06F 15/60 450

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