特許
J-GLOBAL ID:200903055210577461

シームレスカプセルの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅沼 徹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-385857
公開番号(公開出願番号):特開2001-238934
出願日: 2000年12月19日
公開日(公表日): 2001年09月04日
要約:
【要約】【課題】 医薬等の充填物質をゼラチン等の皮膜物質で被覆してなる球形状のシームレスカプセルを製造する方法において、欠陥のないシームレスカプセルを効率よく製造する。【解決手段】 液状の皮膜物質を低い温度でタンク5内に貯溜し、これを同芯多重ノズル4に移送する途中で徐々に加熱することによって所定温度に昇温させた状態で同芯多重ノズル4に供給する。これにより、皮膜物質の劣化及び粘性の過度の低下を防止する。そして、液伏の充填物質と皮膜物質が同芯多重ノズル4から流出する際、これらの流れに振動を加えて寸断し、中心に充填物質、外側に皮膜物質が配置された液滴を形成する。この液滴を硬化槽21内に貯留された硬化液中に分散した状態で穏やかに降下させ、皮膜物質の表面を硬化してシームレスカプセルを形成する。
請求項(抜粋):
充填物質を皮膜物質で被覆してなるシームレスカプセルを製造する方法において、中心ノズルと、その中心ノズルを同芯に囲む円環状ノズルとを有する同芯多重ノズルを用意するステップと、液状の充填物質を第1のタンクにて貯溜するステップと、液状の皮膜物質を第2のタンクにて、前記液状の皮膜物質の粘度を実質的に一定に維持する所定の第1の温度で貯溜するステップと、液状の皮膜物質と接触することで当該皮膜物質を硬化させる硬化液を貯溜する硬化槽を用意するステップと、前記第1のタンクから液状の充填物質を前記同芯多重ノズルの前記中心ノズルに供給すると共に、前記第2のタンクから液状の皮膜物質を前記同芯多重ノズルの前記円環状ノズルに供給するステップと、前記中心ノズルから流出する液状の充填物質の流れと、前記円環状ノズルから流出して該充填物質の流れの周囲を流れる液状の皮膜物質の流れとを寸断して液滴を形成するステップと、前記同芯多重ノズルからの液滴の皮膜物質を前記硬化槽に貯溜された硬化液と接触させて該皮膜物質を硬化させるステップとを含み、前記第2のタンクから前記同芯多重ノズルの前記円環状ノズルに液状の皮膜物質を移送しながら加熱することにより該皮膜物質を徐々に昇温せしめて、前記円環状ノズルに導入時の温度が前記第1の温度よりも高い所定の第2の温度とすることを特徴とするシームレスカプセルの製造方法。
IPC (4件):
A61J 3/07 ,  A23L 1/00 ,  A61K 9/48 ,  C11B 9/00
FI (4件):
A61J 3/07 L ,  A23L 1/00 C ,  A61K 9/48 ,  C11B 9/00 Z
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特公平5-008018
  • 特開平4-338230
  • 特開平4-322741
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