特許
J-GLOBAL ID:200903055210904497

複合体特異的抗体、その製造方法及び使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平木 祐輔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-376651
公開番号(公開出願番号):特開平11-266884
出願日: 1998年12月03日
公開日(公表日): 1999年10月05日
要約:
【要約】【課題】 従来の抗体の殆どは遊離のPSA及び複合化したPSAを区別するものではなく、PSA-ACT複合体に特異的な抗体は得られていない。【解決手段】 抗原複合体に対するモノクローナル抗体を調製するためにナイーブな抗体ライブラリーを利用する方法を提供する。特に、PSA-ACT複合体(抗キモトリプシンに複合化した前立腺特異抗原)に対し、その複合体の遊離のサブユニットに対するのとは異なり、特異性を示す抗体を製造する方法を提供する。これらの方法により製造された抗体を提供する。
請求項(抜粋):
第一のサブユニットと第二のサブユニットを含む抗原複合体に対して特異的な抗体を得る方法であって、以下a)〜f):a)組換え複製ベクター粒子により提示された抗体のライブラリーを作成し、b)ライブラリーを複合体と接触させ、複合体に結合するベクター粒子を回収することにより、抗原複合体のみに特異的な抗体を提示するベクター粒子をライブラリーから選択し、c)ライブラリーを第一のサブユニットと接触させ、非結合粒子を回収することにより、第一のサブユニットのみに特異的な抗体を提示するベクター粒子をライブラリーから除去し、d)ライブラリーを第二のサブユニットと接触させ、非結合粒子を回収することにより、第二のサブユニットのみに特異的な抗体を提示するベクター粒子をライブラリーから除去し、e)段階b)、c)及びd)に従って処理した後に、ライブラリー中に存在する粒子をクローンとして複製し、f)複合体には結合するが、第一あるいは第二のサブユニットのみには結合しない抗体を提示する、段階e)の後に得られた複製粒子のクローンを選択する、段階を含む方法。
IPC (4件):
C12N 15/09 ZNA ,  C07K 16/00 ,  C12P 21/08 ,  G01N 33/531
FI (4件):
C12N 15/00 ZNA A ,  C07K 16/00 ,  C12P 21/08 ,  G01N 33/531 A

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