特許
J-GLOBAL ID:200903055239638826
パレットクランプ装置
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-179488
公開番号(公開出願番号):特開平11-028631
出願日: 1997年07月04日
公開日(公表日): 1999年02月02日
要約:
【要約】【課題】 簡単な構成でクランプ剛性が高く、大きなクランプ力を得ることができるとともに、クランプ・アンクランプ動作を短時間で行うことができる工作機械のパレットクランプ装置を提供する。【解決手段】 工作機械のテーブルにパレットを着脱可能にクランプするパレットクランプ装置において、パレット支持体に進退自在に嵌挿したピストン体を流体圧により下降させ、ピストン体の一端に設けられたクランプ部材に形成された軸心下方に向かって漸次縮径するテーパ面を介してクランプ部材の外周に配置したコレットを押圧する。複数の分割片からなるコレットは押圧により案内部に沿って軸心から離れる方向に移動して拡径し、パレット下面に固着した被クランプ部材に形成された軸心下方に向かって漸次縮径するテーパ面を押圧してパレットをクランプする。アンクランプの状態では、被クランプ部材が上方から挿入できるように、コレットの外周に巻装した付勢部材によりコレット分割片を軸心方向に付勢し、コレット外径を小さくしておく。
請求項(抜粋):
工作機械のテーブルに搬入されたパレットを着脱可能にクランプするパレットクランプ装置において、前記テーブルの軸心に沿ってテーブルに取り付けられたパレット支持体と、パレットを外方より挿入可能に該パレットの下面に設けられ、軸心下方に向かって漸次縮径する第1のテーパ面を内径部に有する被クランプ部材と、前記パレット支持体を嵌挿して設けられ、該パレット支持体内を流体圧で進退自在に動作するピストン体と、前記ピストン体の一端に設けられ、軸心下方に向かって漸次縮径する第2のテーパ面を外径部に有するクランプ部材と、外径部に円筒部及び前記第1のテーパ面に係合するテーパ面を有し、内径部に前記第2のテーパ面に係合するテーパ面を有し、周方向に分割した広狭自在な複数の分割片からなり、前記クランプ部材の外周に環状に配置したコレットと前記コレットの外径部の円筒部に巻装され、コレットを中心方向に付勢する付勢部材と、前記パレット支持体の上部に固着したシリンダカバーの上面に設けられ、前記コレットを広狭自在に案内する案内部とからなり、前記ピストン体が流体圧により下降すると、前記クランプ部材の第2のテーパ面がコレット内径部のテーパ面に押圧係合し、コレットが前記案内部に沿って拡径することによりコレットの外径部のテーパ面が前記被クランプ部材の第1のテーパ面に押圧係合して、前記パレットをパレット支持体にクランプし、ピストン体が流体圧により上昇すると、被クランプ部材の第1のテーパ面とコレットの外径部のテーパ面との係合が解除され、パレットをパレット支持体からアンクランプするとともに、コレットが前記付勢部材により縮径するように構成したことを特徴とするパレットクランプ装置。
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