特許
J-GLOBAL ID:200903055264526412

輻輳制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山川 政樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-054995
公開番号(公開出願番号):特開平11-261631
出願日: 1998年03月06日
公開日(公表日): 1999年09月24日
要約:
【要約】【課題】 RTTが大きい場合でも利用可能帯域の増加に応じて送信量を速やかに増加させる。【解決手段】 輻輳回避フェーズにおいて、過去の削減時の輻輳ウィンドウサイズcwndから得られた所定のしきい値clthreshと現行のcwndとを比較し、cwnd≧clthreshの場合には、ネットワークの使用可能帯域が大幅に増加したと判断して、受信ノードからACKパケットを受信するごとに増加させるcwndの増加率を、cwnd<clthreshの場合の増加率より大きくする。
請求項(抜粋):
所定のコネクションを介して接続された送受信ノード間で、レイヤ4プロトコルとして、受信ノードの受信能力を示す受信告知ウィンドウサイズとネットワークの転送能力を推定した輻輳ウィンドウサイズとのうち、いずれか小さい方の値を送信可能パケット数としてデータパケットを送信ノードから受信ノードへ転送する場合の輻輳制御方法において、受信ノードは、送信ノードから送信された複数のデータパケットのうち非連続に受信されたデータパケットに対する個々の受信確認を示す選択的応答情報を格納して確認応答パケットを送信ノードに転送し、送信ノードは、パケット紛失発生時には、受信ノードからの確認応答パケットに格納されている選択的応答情報から算出した紛失データ量または正常受信データ量に基づいて、以降の輻輳ウィンドウサイズを削減し、その後の輻輳回避時には、過去の削減時の輻輳ウィンドウサイズから得られたしきい値と現行の輻輳ウィンドウサイズとを比較し、現行の輻輳ウィンドウサイズがしきい値以上の場合には、ネットワークの使用可能帯域が大幅に増加したと判断して、受信ノードから確認応答パケットを受信するごとに増加させる輻輳ウィンドウサイズの増加率を、現行の輻輳ウィンドウサイズがしきい値より小さい場合の増加率より大きくすることを特徴とする輻輳制御方法。

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