特許
J-GLOBAL ID:200903055281005140

スクロール型コンプレッサのシールベアリング

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大貫 和保 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-314202
公開番号(公開出願番号):特開平10-141253
出願日: 1996年11月11日
公開日(公表日): 1998年05月26日
要約:
【要約】【課題】 シールベアリングをシール性が確保できる形状とし、シールベアリングを原因とするスクロール型コンプレッサの性能の低下を防止する。【解決手段】 シールベアリングの駆動軸の下端部と当接する側面を、前記シールベアリングの外周縁部より前記挿通孔側端部が所定値高くなるように形成する。前記シールベアリングは、前記駆動軸と当接する側面に、環状に形成された環状溝と、該環状溝から放射状に外方へ形成された少なくも一つの放射溝を有し、前記環状溝から挿通孔側の側面を、放射溝が形成された側面よりも所定値高く形成する。また、前記駆動軸と当接する側面が、前記外周縁部から前記挿通孔側端部にかけて漸次高さが高くなる円弧状とする。
請求項(抜粋):
密閉ケース内の上部に形成される高圧空間に配された駆動部と、この駆動部から下方へ延出する駆動軸と、該駆動軸の下端面に形成された軸受部から該駆動軸の中心軸に偏心して突出する旋回軸と、この旋回軸が挿着される旋回軸受を有し、前記駆動軸の回転によって旋回する旋回スクロール部材と、前記密閉ケース内に固着され、前記駆動軸を回動自在に保持するメイン軸受を装着する貫通孔が形成されたブロックと、前記旋回スクロール部材と噛合して圧縮室を形成すると共に、該旋回スクロール部材を揺動自在に挟持するように前記ブロックに固定される固定スクロール部材と、前記高圧空間内に形成された潤滑油を収容するオイル溜りと、前記駆動軸の端部と前記ブロックとの間に画成され、前記オイル溜と連通するオイル空間と、前記駆動軸の下端部とブロックの間で前記駆動軸を軸方向に支持すると共に、前記軸受部が挿通される挿通孔を有し、前記オイル空間と該挿通孔側を遮断するシールベアリングを具備するスクロール型コンプレッサにおいて、前記シールベアリングの前記駆動軸側の側面を、前記シールベアリングの外周上縁部より前記挿通孔の内周上縁部が高くなるように形成したことを特徴とするスクロール型コンプレッサのシールベアリング。

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