特許
J-GLOBAL ID:200903055303844850

自動列車制御装置の車上装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-041563
公開番号(公開出願番号):特開平8-242510
出願日: 1995年03月01日
公開日(公表日): 1996年09月17日
要約:
【要約】【目的】き電区分切替セクション通過時のATC車上装置の信号現示出力安定化を図る。【構成】パイロット信号レベルの低下が所定時間(100 〜400ms)範囲内で、低下検出から所定時間(1500ms) 以内の時(S11〜S14)に、復旧タイマと動作タイマが共に動作中で(S15,16)、復旧タイマの信号現示X1が動作タイマの信号現示X2より低位現示である時には(S17) 、復旧タイマの時間を延長する(S18) 。これにより、き電区分切替セクション通過時に車上の信号現示が無信号状態になることを防止できる。
請求項(抜粋):
電源からの信号をパイロット信号として当該パイロット信号の周波数を逓倍した搬送波周波数をATC信号波周波数で変調してその側帯波の1つを地上装置側から送信される送信信号として軌道を介して受信し、この受信した前記送信信号を、地上装置側と同一電源から得たパイロット信号周波数を逓倍した復調用搬送波周波数で復調して前記ATC信号波周波数を抽出し、抽出したATC信号波周波数に対応する信号現示出力を発生する構成の自動列車制御装置の車上装置であって、入力するパイロット信号の周波数が所定範囲内か否かを判定するパイロット周波数判定手段と、前記パイロット信号のレベルが所定レベルより高いか否かを判定するパイロットレベル判定手段と、パイロット信号の周波数とレベルが所定範囲内且つ所定レベルより高い時に入力したパイロット信号周波数に基づいて前記復調用搬送波を発生する復調用搬送波発生手段と、該復調用搬送波発生手段からの復調用搬送波で地上装置側からの送信信号を復調してATC信号波を抽出する復調手段と、該復調手段で抽出されたATC信号波の周波数に応じてそれぞれの信号現示出力を発生する信号現示発生手段と、前記復調手段で抽出されたATC信号波のレベルが閾値以下に低下した時、当該ATC信号波に対応する前記信号現示発生手段の信号現示出力を第1の所定時間遅延して停止させる復旧タイマ手段と、前記復調手段で新たに抽出されたATC信号波のレベルが閾値以上に上昇した時に当該ATC信号波に対応する前記信号現示発生手段の信号現示出力を第2の所定時間遅延して発生させる動作タイマ手段と、を備えたものにおいて、前記パイロットレベル判定手段のパイロット信号レベル低下判定の継続時間が所定範囲内である時にき電区分切替セクション通過と判定するき電区分切替セクション通過判定手段と、前記復調手段で抽出中のATC信号波のレベル低下に伴い当該ATC信号波に対応する復旧タイマ手段が動作中か否か、且つ、新たに抽出された別のATC信号波のレベル上昇に伴い当該新たなATC信号波に対応する動作タイマ手段が動作中か否かを判定するタイマ判定手段と、前記レベル低下したATC信号波の信号現示が新たにレベル上昇したATC信号波の信号現示より低位現示か否かを判定する低位現示判定手段と、前記き電区分切替セクション通過判定手段がき電区分切替セクション通過判定を行ってから所定時間内に、前記タイマ判定手段が前記復旧タイマ手段及び動作タイマ手段が動作中の判定を行い、且つ、低位現示判定手段がレベル低下側のATC信号波が低位現示と判定した時、前記動作中の復旧タイマ時間を延長する復旧タイマ時間延長手段と、を備えたことを特徴とする自動列車制御装置の車上装置。
IPC (2件):
B60L 15/40 ,  B60M 3/04
FI (2件):
B60L 15/40 D ,  B60M 3/04 A
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭64-047201

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