特許
J-GLOBAL ID:200903055307835899

アシル化タンパク質粉末の製造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-500832
公開番号(公開出願番号):特表平11-506738
出願日: 1996年06月04日
公開日(公表日): 1999年06月15日
要約:
【要約】アシル化タンパク質を、特にそのアシル化タンパク質が等電沈澱によるそのタンパク質の水溶液からの単離に抵抗するものである場合に、粉末として回収する方法であって、その水溶液をそのタンパク質の等電点pH又はその付近に調節すると共に、その調節したpHで濾過可能な粒子の形態にあるタンパク質の沈澱を引き起こすのに適したアルコール濃度にすることからなる方法。
請求項(抜粋):
1.アシル化タンパク質を水性混合物から粉末として回収する方法であって、そのタンパク質の水溶液を、溶液中のそのタンパク質が不溶性になるpHに調節し、該pHで濾過可能な粒子の形態にあるそのタンパク質の沈澱を助長するに足るアルコールを、そのタンパク質の水性混合物に添加することからなる方法。 2.該タンパク質が脂肪酸誘導体でアシル化されている請求項1の方法。 3.アシル化タンパク質が等電沈澱によるタンパク質水溶液からの単離に抵抗するタンパク質を含む請求項1の方法。 4.該アシル化タンパク質が、脂肪酸アシル化プロインスリン、脂肪酸アシル化インスリン及び脂肪酸アシル化インスリン類縁体からなる群より選択される請求項3の方法。 5.水溶液をpH約4.0〜6.0に調節する請求項4の方法。 6.アシル化タンパク質がN-パルミトイルLysB29ヒトインスリンである請求項5の方法。 7.アルコールが水性混合物の20〜35容量%のアルコール濃度を与える量で添加されるエタノールである請求項6の方法。 8.アルコール濃度が25〜30容量%である請求項7の方法。 9.アシル化タンパク質をそのタンパク質の水溶液から粉末として回収する方法であって、該水溶液をそのタンパク質の等電点pH付近に調節すると共に、該pHで濾過可能な粒子の形態にあるそのタンパク質の沈澱を助長するのに適したアルコール濃度にすることからなる方法。 10.アシル化タンパク質が等電沈澱による該水溶液からの単離に抵抗するものである請求項9の方法。 11.該アシル化タンパク質が脂肪酸アシル化プロインスリン、脂肪酸アシル化インスリン及び脂肪酸アシル化インスリン類縁体からなる群より選択される請求項10の方法。 12.水溶液をpH約4.0〜6.0に調節する請求項10の方法。 13.アシル化タンパク質がN-パルミトイルLysB29ヒトインスリンである請求項12の方法。 14.アルコールが水性混合物の25〜30容量%のアルコール濃度を与える量で添加されるエタノールである請求項13の方法。 15.(a)アシル化タンパク質の水溶液をそのタンパク質の等電点pH又はその付近に調節することと、(b)該アシル化タンパク質の水性組成物中のアルコール濃度を該pHでそのタンパク質の濾過可能な粒子の生成を助長するのに適した濃度にすることとを組み合わせ、次いで、その水性タンパク質組成物の濾過及び乾燥によってその濾過可能な粒子を沈澱タンパク質粉末として回収することにより製造される粉末アシル化タンパク質。 16.アシル化タンパク質が等電沈澱による水溶液からの単離に抵抗するタンパク質を含む請求項15の粉末アシル化タンパク質。 17.該アシル化タンパク質が脂肪酸アシル化プロインスリン、脂肪酸アシル化インスリン及び脂肪酸アシル化インスリン類縁体からなる群より選択される請求項16の粉末アシル化タンパク質。 18.水溶液がpH約4.0〜6.0に調節された請求項17の粉末アシル化タンパク質。 19.アルコールがエタノールであり、そのエタノールが水性タンパク質組成物の25〜30容量%のアルコール濃度を与える量で添加された請求項18のアシル化タンパク質。
IPC (2件):
C07K 14/62 ,  C07K 1/30
FI (2件):
C07K 14/62 ,  C07K 1/30
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平1-254699

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