特許
J-GLOBAL ID:200903055310578643

廃棄プラスチック物質の部分酸化

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津国 肇 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-506293
公開番号(公開出願番号):特表2001-520684
出願日: 1997年07月14日
公開日(公表日): 2001年10月30日
要約:
【要約】統合された液化・ガス化法は、大量の粒状の、ハロゲンを含有する廃棄プラスチック物質を、最小限の粒径縮小で、合成ガス、および非浸出性でガラス質の、環境的に無毒のスラグに転換する。この方法は、大量の粒状の、ハロゲンを含有する廃棄プラスチック物質を溶融、分解して、より低沸点でより低分子量の、ハロゲンを含有する油組成物を形成した後、それを急冷ガス化装置中で部分酸化させて、合成ガスを製造することを包含する。製造される危険な気体、液体または固体は、商業的に貴重な副生成物に精製することもできるし、プロセスに再循環させることもでき、それにより、危険な物質を環境に放出しない。
請求項(抜粋):
ハロゲンを含有する大量の廃棄プラスチック物質を、反応帯域および急冷帯域を含有する急冷ガス化装置中で合成ガスを製造するための部分酸化反応のための、液状炭化水素系原料に転換するための液化方法であって、 (a)ハロゲンを含有する大量の廃棄プラスチック物質を、溶融帯域に導入して、ハロゲンを含有する廃棄プラスチック物質と高温の油との溶融粘性混合物、および第一の排ガスを製造するのに十分な第一の温度で、高温の油加熱媒体と直接接触させる工程; (b)溶融粘性油/プラスチック混合物を、粘度が減少した、ハロゲンを含有する分解油組成物を製造するのに十分な第二の温度の加熱帯域に導入する工程と、 (c)分解油を、それが無触媒部分酸化反応における一次炭化水素系反応体として作用する急冷ガス化装置の反応帯域に導入して、一酸化炭素、水素、二酸化炭素、水蒸気、硫化水素、硫化カルボニル、ハロゲン化水素およびメタンからなる群より選択されるガスを含む合成ガス、ならびにガラス質の無毒なスラグを製造する工程;および (d)合成ガスをガス化装置の急冷帯域に導入して、そこで合成ガスを、ハロゲン化水素を中和するための中和剤を含有する急冷水と接触させ、それにより、急冷水から分離、回収される凝縮されたハロゲン化物塩、およびハロゲンを含まない合成ガスを形成する工程を含む方法。
IPC (3件):
C08J 11/10 ,  C08J 11/14 ,  C10G 1/10 ZAB
FI (3件):
C08J 11/10 ,  C08J 11/14 ,  C10G 1/10 ZAB
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭49-017479
  • 特開昭49-017479

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