特許

J-GLOBAL ID：200903055312684696

顔料及びその製造方法並びに陶磁器

発明者： 岡本 健児 ,  小林 隆道 ,  川合 秀治 ,  村口 幸人
出願人/特許権者： 株式会社イナックス
代理人 (1件)： 重野 剛
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-280446
公開番号（公開出願番号）：特開平8-133817
出願日： 1994年11月15日
公開日（公表日）： 1996年05月28日
要約：

【要約】【目的】 焼成(特に迅速焼成)による顔料の退色をより一層確実に防止し、良好な発色を得る。【構成】 顔料成分粒子3がSiO2 焼結粒子2内に取り込まれている顔料1及びこの顔料で着色した陶磁器。この顔料1は、顔料成分粉末とSiO2 粉末とを混合して焼結した後、粉砕して製造される。【効果】 SiO2 焼結粒子2の石英及び/又はクリストバライト中に、Fe2O3 系粒子等の顔料成分粒子3が取り込まれ、顔料成分粒子がSiO2 による被覆層で保護された構造である。陶磁器坏土に混合して成形、焼成する際、焼成時に坏土成分から生成するガラスやムライト成分と顔料成分との反応がSiO2 被覆層により防止され、顔料成分は顔料本来の色を鮮やかに発色するようになる。迅速焼成法で高温焼成を行った緻密な焼結体であっても、顔料の良好な発色により、美麗な着色を有する陶磁器が提供される。

請求項（抜粋）：

顔料成分粒子がSiO2 焼結粒子内に取り込まれていることを特徴とする顔料。

IPC (6件)：

C04B 33/14 ,  C01B 33/12 ,  C04B 33/24 ,  C04B 41/86 ,  C09C 1/24 PAL ,  C09C 3/06 PBS