特許
J-GLOBAL ID:200903055316863811

通信システムにおける伝送ノイズ低減

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三俣 弘文
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-515622
公開番号(公開出願番号):特表平8-506434
出願日: 1994年11月15日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】電気通信ネットワークサービスは、線形予測符号化音声モデルの反復推定を使用してノイズを濾波することからなる信号処理により、伝送ノイズの不快な作用を解消する。音声モデルフィルタは、ノイズのみのフレームであると音声アクティビティ検出器により決定される着信信号フレームサンプルに基づき、現行ノイズ出力スペクトル密度の正確な更新推定値を使用する。線形予測符号化モデルを用いる着信信号の新規な計算方法は、所定数の直近過去フレームと2個以下の未来フレームに基づく現在フレームのフレーム内反復を行わせる。この処理は、ノイズ信号の源を確かめることができないにも拘わらず効果的である。
請求項(抜粋):
交換ノードと,前記ノードに接続し、そして遠隔地からの信号及びノイズからなるメッセージを搬送する入力伝送チャネルと,出力信号伝送チャネルからなる電気通信ネットワークにおいて、前記着信メッセージからノイズを濾波する方法であり、該方法は、 (a)強調音声信号を生成するために、前記着信メッセージを、連続的に重複され、かつ、タイム・ウインドウ(time-window)された情報フレームに変換するステップと,ここで、各フレームは線形予測符号化(LPC)音声モデルにより入力信号を示すのに十分な速度で取得されたデジタルサンプルからなる, (b)各フレームを信号フィルタのメモリに記憶するステップと,ここで、前記フィルタは前記LPC音声モデルについて反復推定を行う手段を包含する, (c)(i)前記信号フィルタにおいて、総入力信号スペクトルに基づく現在フレームの音声信号成分の初期推定値と、ノイズスペクトルの現行推定値を作成し、 (ii)前記初期推定値から、前記現在フレームに関する一連の同等なLSP-ルートを生成し、 (iii)前記各現在フレームの各フレーム内反復について、過去フレーム反復の対応する反復からセーブされた位置ルート及び複数の未来フレームに対する最初の反復から得られた複数のLSP位置ルートにより、前記現在フレームの位置ルートを平滑化する、ことにより現在フレームの複数のフレーム内反復を行うステップと, (d)フレーム内反復ステップを所定回数繰り返すステップとからなり、 最終回の反復の出力は入力音声信号のリアルタイム推定値の濾波フレームからなることを特徴とするノイズ濾波方法。

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