特許
J-GLOBAL ID:200903055327633168

陰極線管の背面電極の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤島 洋一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-152709
公開番号(公開出願番号):特開平11-003655
出願日: 1997年06月10日
公開日(公表日): 1999年01月06日
要約:
【要約】【課題】 小規模な設備で容易に製造することができ、簡単な構造で消費電力の少ない陰極線管の背面電極の製造方法を提供する。【解決手段】 転写用フィルム104の上に剥離層105を形成する。剥離層105の上に有効画面と同じ大きさの蛍光体層103を形成する。蛍光体層103および剥離層105の上に透明なITO電極層102を形成し、このITO電極層102上に接着層106を形成する。続いて、転写用フィルム104を背面板101の上に剥離層105,蛍光体層103,ITO電極層102および接着層106を介して接着させる。その後、順次加熱することにより転写用フィルム104、剥離層105および接着層106を気化させて除去する。転写用フィルム104に対する剥離層105,蛍光体層103,ITO電極層102および接着層106の形成は例えばスクリーン印刷によって行う。
請求項(抜粋):
有効画面に対応する領域に形成された蛍光体を電子ビームによって発光させてこれにより映像情報をフロントパネルを介して映し出す陰極線管に用いられる背面電極の製造方法において、所定の形状の転写用フィルムの上に、所定の温度において剥離すると共に剥離する温度よりも高い温度において気化する機能を有する剥離層を形成する第1の工程と、前記剥離層の上の有効画面に対応する領域に選択的に微粒子層状の蛍光体層を形成する第2の工程と、前記蛍光体層および前記剥離層の上に、微粒子層状の透明な電極層を形成する第3の工程と、前記電極層の上に、更に、接着機能を有すると共に前記剥離層の気化する温度よりも高い温度で気化する機能を有する接着層を形成する第4の工程と、前記フロントパネルの背部に配置されると共に前記フロントパネルに対向して湾曲して形成された背面板の前記フロントパネルに対向した面の上に、前記剥離層,蛍光体層,電極層および接着層を介して前記転写用フィルムを接着させる第5の工程と、前記転写用フィルムが接着された背面板を所定の温度まで加熱し、前記剥離層の上の前記転写用フィルムを剥離させることにより前記背面板から前記転写用フィルムを除去する第6の工程と、前記転写用フィルムが除去された背面板を前記転写用フィルムの剥離温度よりも更に高い温度まで加熱することにより前記剥離層を気化させ、これを排気除去する第7の工程と、前記剥離層が除去された背面板を、前記剥離層の気化温度よりも更に高い温度まで加熱することにより前記接着層を気化させ、これを前記電極層および前記蛍光体層の微粒子間を通して排気除去する第8の工程とを含むことを特徴とする陰極線管の背面電極の製造方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-241733
  • 陰極線管
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-246256   出願人:ソニー株式会社

前のページに戻る