特許
J-GLOBAL ID:200903055359500500

軟質光輝化製品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-147250
公開番号(公開出願番号):特開平9-156034
出願日: 1996年06月10日
公開日(公表日): 1997年06月17日
要約:
【要約】【課題】応力による亀裂発生を抑制し、外観品質の低下を防止でき、しかも、耐食性等に優れた軟質光輝化製品の製造方法を提供する。【解決手段】フロントグリル1を、軟質基材2並びにその表面に形成した、ベースコート層3、金属薄膜層4及びトップコート層5から構成する。金属薄膜層4はクロムの真空蒸着により形成され、巨視的には金属膜として視認されうるが、微視的には微細な金属粒を敷き詰めた組織よりなり、結晶粒界6を有する。外部から何らかの応力を受けた場合、金属薄膜層4は結晶粒界6の存在により、隣接しあう結晶粒間が広がるだけで、金属薄膜層4を構成する金属自身が応力を受けることはほとんどない。また、金属薄膜層4の形成に際しては、基材2等を加温膨張せしめ、形成後熱収縮させる。次なる常温でのトップコート塗料塗布時に金属の密度が高くなっているため、溶剤等が結晶粒界6に浸透しにくく、外観が低下しない。
請求項(抜粋):
軟質樹脂材料よりなる基材(2)の表面の少なくとも一部にベースコート塗料を塗布し、焼付けることによりベースコート層(3)を設ける工程と、前記ベースコート層(3)表面の少なくとも一部に、耐食性を有する金属よりなり、結晶粒界(6,12)を有する厚さ150Å以上800Å以下の金属薄膜層(4,11)を設ける工程と、少なくとも前記金属薄膜層(4,11)を被覆するようトップコート塗料を塗布し、焼付けることによりトップコート層(5)を設ける工程とを備えてなる軟質光輝化製品の製造方法において、前記金属薄膜層(4,11)を設けるに際しては、前記ベースコート層(3)を有する基材(2)を、常温よりも加温せしめることを特徴とする軟質光輝化製品の製造方法。
IPC (3件):
B32B 15/08 ,  B05D 5/06 ,  C08J 7/04 CES
FI (3件):
B32B 15/08 H ,  B05D 5/06 B ,  C08J 7/04 CES Z

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