特許
J-GLOBAL ID:200903055376720009

印刷用紙のカール除去装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 栄男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-109008
公開番号(公開出願番号):特開平10-297809
出願日: 1997年04月25日
公開日(公表日): 1998年11月10日
要約:
【要約】【課題】 種々の幅の印刷用紙のカールを確実に除去することができ、かつ手間がかからず作業効率の低下を回避することができ、しかも簡易な構成のカール除去装置を提供すること。【解決手段】 印刷工程を経た印刷用紙10は矢印90方向に搬送される。丸棒3、4の中央部分には、最短幅の印刷用紙10の幅長さよりも短い吸引口5が形成されており、この5を通じてV型溝部8の空気は矢印91方向に排気されている。これによって、印刷用紙10はV型溝部8に向けて吸着された状態で矢印90方向に通過し、丸棒3、4で引き擦られてカールが除去される。印刷用紙10は吸引口5を完全に閉塞するものではないため、最長幅の印刷用紙10よりも長く形成されているV型溝部8内の空気圧は全長に渡って低下する。このため、全ての種類の印刷用紙10を確実にV型溝部8に向けて吸着することができ、丸棒3、4で印刷用紙10を擦ってカールを除去することができる。
請求項(抜粋):
幅方向の長さが異なる複数種類の印刷用紙に対し、各々の印刷用紙に発生しているカールを除去するための印刷用紙のカール除去装置において、前記幅方向にほぼ直交する移動方向に向けて移動する印刷用紙の用紙面に、接触可能に位置する接触擦り部を備えており、当該接触擦り部には、印刷用紙の幅方向に対応する溝長さが、最長幅の印刷用紙の幅方向長さ以上である溝部が形成されており、当該溝部の内部には、最短幅の印刷用紙の幅方向長さ以下の長さを有する吸引口が形成され、当該吸引口を通じて溝部内部の空気が排気され、移動方向に向けて移動する印刷用紙の用紙面が、接触擦り部に形成された溝部に向けて吸着されながら通過する、ことを特徴とする印刷用紙のカール除去装置。

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