特許
J-GLOBAL ID:200903055446500567

液体封入式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-116378
公開番号(公開出願番号):特開平5-312233
出願日: 1992年05月08日
公開日(公表日): 1993年11月22日
要約:
【要約】【目的】 低周波大振幅振動時には制限通路に十分な量の液体を流動させ、高周波振動振動時には振動板を確実に振動させて広範囲な周波数にわたる振動を確実に吸収する。【構成】 受圧液室78と副液室68を制限通路72によって連通させて、内部に液体84を充填する。弾性支持体34で支持された振動板36を受圧液室78の隔壁の一部として設ける。振動板36の受圧液室78側とは反対側にモーター70を設ける。ローター90に雌ねじ90Aを形成してシャフト92の雄ねじ92Aを螺合させ、シャフト92の上端は振動板36に固着する。低周波大振幅振動入力時は、受圧液室78内の液体84が制限通路72を介して副液室68との間を行き来し、通過抵抗を受けシェイク振動等の低周波振動が吸収される。ここでは、シャフト92の雄ねじ92A及びローター90の雌ねじ90Aとが螺合しているため、受圧液室78の液圧変化を受けて振動板36が移動することはなく、制限通路72を行き来する液量が減少して防振特性が悪化することはない。
請求項(抜粋):
振動発生部及び振動受部の一方へ連結される第1の取付部材と、振動発生部及び振動受部の他方へ連結される第2の取付部材と、前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に設けられ振動発生時に変形する弾性体と、前記第1の取付部材及び第2の取付部材の一方に設けられ前記弾性体を隔壁の一部として拡縮可能な受圧液室と、前記第1の取付部材及び第2の取付部材の一方に弾性支持体を介して所定方向へ移動可能に支持され、かつ、前記受圧液室の隔壁の一部を構成して前記受圧液室の液圧を受ける振動体と、前記振動体とモーターのローターとの間に設けられ前記ローターの回転運動を直線運動に変換して前記振動体を前記受圧液室内の圧力変動を抑える方向へ変位させるねじ手段と、前記受圧液室と隔離される副液室と、前記受圧液室と前記副液室とを連通する制限通路と、を備えたことを特徴とする液体封入式防振装置。

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