特許
J-GLOBAL ID:200903055460047484

プロセスのプライオリティ制御方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹岡 茂 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-083290
公開番号(公開出願番号):特開平5-250188
出願日: 1992年03月05日
公開日(公表日): 1993年09月28日
要約:
【要約】【目的】 共有資源排他制御において、資源占有プロセスのプロセスプライオリティを資源占有期間だけ上げるためのプライオリティ操作処理を効率的に行う。【構成】 プロセス間の共有資源を管理する資源管理テーブル16内に、過去に該資源をアクセスしたプロセスの最高プライオリティを保持する資源プライオリティ格納域161を備え、各プロセスのプロセス管理テーブル18内に各プロセスのベースとなるプロセスプライオリティ格納域181と実行時に用いられる実効プライオリティ格納域182を備え、排他制御部12での資源確保処理では、資源を確保したプロセスについて、該資源プライオリティ161とプロセスプライオリティ181を比較し、高い方の値を実効(182)および資源プライオリティ(161)とするステップを含み、資源解放処理では該プロセスの実効プライオリティをプロセスプライオリティに戻すステップを含む。
請求項(抜粋):
プロセスにより排他的に利用される共通資源の占有を、CPUのスケジューリング・プライオリティとしてユーザまたはシステム管理者が指定したプロセスプライオリティを有する1以上のプロセスの内の1つのプロセスに対して、可能とする制御を行なう排他制御部と、該排他制御部の指示によりプロセスの資源待ちキューを管理する待ちキュー制御部を備えた計算機システムにおけるプロセスのプライオリティ制御方式であって、資源プライオリティ領域を有する資源管理テーブルと、各プロセスごとに用意されプロセスプライオリティ領域と実効プライオリティ領域を有するプロセス管理テーブルを記憶する記憶装置を備え、前記排他制御部および待ちキュー制御部の制御の下に資源占有状態になったプロセスが特定されたとき、前記排他制御部は、該特定されたプロセスの前記記憶装置上のプロセス管理テーブルのプロセスプライオリティ領域の値と前記資源管理テーブルの資源プライオリティ領域の値とを比較し、プライオリティの高い方の値を前記資源管理テーブルの資源プライオリティ領域および前記特定されたプロセス管理テーブルの実効プライオリティ領域にセットし、前記排他制御部および待ちキュー制御部の制御の下に資源占有状態にあったプロセスが資源解放されたとき、前記排他制御部は、該資源解放されたプロセスの前記記憶装置上のプロセス管理テーブルの実効プライオリティ領域の値をプロセスプライオリティ領域の値で書き換えるよう制御することを特徴とするプロセスのプライオリティ制御方式。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭56-041136
  • 特開昭57-077444
  • 特開昭60-013638

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