特許
J-GLOBAL ID:200903055465193799

電解コンデンサ電極用アルミニウム材及びその製造方法、ならびに電解コンデンサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 清水 久義 ,  高田 健市 ,  黒瀬 靖久 ,  清水 義仁 ,  木戸 利也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-065394
公開番号(公開出願番号):特開2004-250772
出願日: 2003年03月11日
公開日(公表日): 2004年09月09日
要約:
【課題】厚さが125〜250μmの電解コンデンサ電極用アルミニウム材において、高い(100)面方位占有率を得て、高静電容量を達成する。【解決手段】Al純度が99.9質量%以上、Si:3〜30質量ppm、Fe:3〜18質量ppm、Cu:5〜70質量ppmを含有するアルミニウム材料に対して、均質化処理を施した後、熱間圧延工程において、材料温度が500°C〜610°Cで圧延を開始するとともに、熱間加工率97.5〜99%で圧延を施し、その後、冷間圧延工程において、中間焼鈍を施すことなく、冷間加工率R(%)と冷間圧延上がりの厚さT(μm)とが、-40R+4000≦T≦-100R+10000(但し、125≦T≦250)の関係を満たすように圧延を施し、さらに最終焼鈍を施す。製造されたアルミニウム材は、(100)面方位占有率が90%以上となされ、最大結晶粒径が1500μm以下、平均結晶粒径d(μm)と厚さt(μm)とが70≦d≦2t+200なる関係を満たし、表面に厚さ2〜5nmの酸化膜を有する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
化学組成において、Al純度が99.9質量%以上であって、Si:3〜30質量ppm、Fe:3〜18質量ppm、Cu:5〜70質量ppmを含有し、残部が不純物からなるアルミニウムによって構成され、 厚さ(t)が125〜250μmであり、 表面において、(100)面方位を有する結晶粒の占有面積率が90%以上であり、最大結晶粒径が1500μm以下であるとともに、平均結晶粒径d(μm)と厚さt(μm)とが70≦d≦2t+200なる関係を満たし、 表面に厚さ2〜8nmの酸化膜を有する ことを特徴とする電解コンデンサ電極用アルミニウム材。
IPC (5件):
C22C21/00 ,  C22F1/04 ,  H01G9/00 ,  H01G9/04 ,  H01G9/055
FI (6件):
C22C21/00 H ,  C22F1/04 L ,  H01G9/04 301 ,  H01G9/04 304 ,  H01G9/04 346 ,  H01G9/24 B

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