特許
J-GLOBAL ID:200903055467278465

プロセッサ間通信方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋田 収喜
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-299479
公開番号(公開出願番号):特開平7-152709
出願日: 1993年11月30日
公開日(公表日): 1995年06月16日
要約:
【要約】【目的】 所望数のメッセージ転送用エリアを設けることができ、プロセッサ間のメッセージ通信速度をさらに向上させること。【構成】 送信側のプロセッサにおいて第1,第2のポインタの値に基づき送信用空きエリアの存在を判定し、存在するならば第2のポインタで示される格納エリアに送信対象のメッセージを格納させた後、当該格納エリアのフラグを未送信状態に更新させると共に、第2のポインタを次の格納エリアを示す値に更新させ、さらに第1のポインタで示される格納エリアのフラグの状態が送信済み状態ならば、第1のポインタを次の格納エリアを示す値に更新させる一方、受信側のプロセッサでは第3のポインタで示される格納エリアのフラグが未送信状態を示しているならば、当該格納エリアのメッセージを受信側プロセッサ内に読み込ませたうえ、当該格納エリアの前記フラグを送信済み状態に更新させる。
請求項(抜粋):
送信側のプロセッサに、送信対象のメッセージについて未送信状態か送信済み状態かを表わすフラグの格納エリアをそれぞれ有し、送信対象のメッセージをメッセージ単位に格納する複数のメッセージ格納エリアから成る送信エリアと、送信が終了したメッセージの格納エリアを示す第1のポインタとを設け、受信側のプロセッサに、送信対象のメッセージが前記送信エリアに格納される都度送信側のプロセッサによって更新され、送信対象メッセージの次の格納エリアを表わす第2のポインタと、送信エリアに格納されたメッセージの受信側プロセッサによる受信終了毎に更新され、次に受信されるべきメッセージの格納エリアを表わす第3のポインタと、送信側と受信側のプロセッサ間でメッセージを伝達するデータ転送機構とを設け、送信対象のメッセージを送信側のプロセッサから受信側のプロセッサに送信するに際し、送信側のプロセッサにおいて前記第1のポインタと第2のポインタの値に基づき送信対象のメッセージを格納する空きエリアが存在するか否かを判定させ、存在するならば送信側のプロセッサから前記第2のポインタで示される格納エリアに送信対象のメッセージを格納させた後、当該格納エリアの前記フラグを未送信状態に更新させると共に、第2のポインタを次の格納エリアを示す値に更新させ、さらに前記第1のポインタで示される格納エリアの前記フラグの状態を判別させ、送信済み状態ならば第1のポインタを次の格納エリアを示す値に更新させる一方、受信側のプロセッサでは前記第3のポインタで示される格納エリアのフラグを監視させ、該フラグが未送信状態を示しているならば、当該格納エリアのメッセージを前記データ転送機構を通じて受信側プロセッサ内に読み込ませたうえ、当該格納エリアの前記フラグを送信済み状態に更新させると共に、前記第3のポインタを次の格納エリアを示す値に更新させる手順を繰り返すことにより、送信対象のメッセージを送信側のプロセッサから受信側のプロセッサに送信することを特徴とするプロセッサ間通信方法。

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