特許
J-GLOBAL ID:200903055470984249

スクロール形流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津田 直久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-306204
公開番号(公開出願番号):特開平5-141201
出願日: 1991年11月21日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 第二スクロールの背面中心側の高圧作用面積を縮小しても低差圧時に上向きの推力を発生できると共に、高差圧時に推力が過大になるのを防止できる装置を得る。【構成】 第二スクロール2の背面に、上部ハウジング97を介して密閉ケーシング9の内部と画成し且つ環状シール体3を介して外周側室41と中心側室42とに区画する背面室4を設け、外周側室を低圧連通穴14を介して渦巻外周側の低圧域に連通させると共に、中心側室に、クランク軸93内に貫通状に形成し底部油溜の油を汲み上げる油ポンプから延びる給油通路6を、偏心ピン部93dの外周に切欠く連通溝6aを介して開口し、更に、中心側室を、軸受部分に切欠く油溝71から成る絞り機構7を備え、返油穴81と外付けの返油管82とから成る返油通路8を介して油溜に連通させる。こうして、背面室に運転条件により常時一定の油ポンプ昇圧圧力を作用させ、環状シール体の径を縮小した。
請求項(抜粋):
高圧ドーム形の密閉ケーシング9に、第一スクロール1と該第一スクロール1に対して相対的に公転運動する第二スクロール2とを内装し、これらスクロール1,2の渦巻体間に、渦巻外周側の低圧域から渦巻中心側の高圧域にかけてその圧力が変化する流体作動室10を画成したスクロール形流体機械において、前記第二スクロール2の背面側に、前記ケーシング9の内部空間と画成し且つ前記第二スクロール2の背面側に設ける環状シール体3を介して外周側室41と中心側室42とに区画する背面室4を設けて、前記外周側室41を低圧域に連通させると共に、前記中心側室42に、前記ケーシング9の内部に溜める油を汲み上げる油ポンプ5から延びる給油通路6を開口する一方、前記中心側室42を絞り機構7をもつ返油通路8を介して前記ケーシング9の内部空間に連通させていることを特徴とするスクロール形流体機械。
IPC (2件):
F01C 1/02 ,  F04C 18/02 311
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 特開昭62-139991
  • 特開平2-173377
  • 特開昭59-049386
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審査官引用 (2件)
  • 特開昭62-139991
  • 特開平2-173377

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