特許
J-GLOBAL ID:200903055508133582
中空板体の製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
阪本 善朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-336071
公開番号(公開出願番号):特開平9-155957
出願日: 1995年11月30日
公開日(公表日): 1997年06月17日
要約:
【要約】【課題】 そり等の変形が発生せず、しかも、剛性等の機械的強度が大きく外観良好なインナーリブを備えた中空板体を簡単に製造する。【解決手段】 金型11,12を型開きし、両スライド部材13a,13bをその先端と一方の金型のキャビティ11a間が略等距離になるように突き出し、表壁の面形状にならう形状の棒状体5の両端部を段差13c,13dに係合させて宙吊り状態に保持させる。ついで、パリスン14を配置したのち型閉じを行なってその裏壁となる部分を突出変形させて凹部14aを形成して表壁となる部分に溶着させる。そののち加圧流体を導入してパリスン14を膨張させると同時に凹部14aの両スライド部材間における空隙を内圧により押圧変形させてその対向壁面を溶着させ、表壁近傍に棒状体5が埋設されたインナーリブ4を備え、インナーリブ4の両端に隣接した空間部6を有する中空板体を製造する。
請求項(抜粋):
対向する表壁と裏壁の少なくとも一方が湾曲または曲折した面形状を有し、前記表壁と前記裏壁との対向壁間の距離が変化する中空板体の内部に、一端側が前記表壁の裏面に溶着されているとともに他端側が前記裏壁に一体成形されたインナーリブを備えた中空板体の製造方法であって、前記表壁の外面を規制するキャビティを有する一方の金型および前記裏壁の外面を規制するキャビティを有する他方の金型とを型開きし、前記他方の金型における前記インナーリブを形成すべき部位の両端部位にそれぞれ配設されたスライド部材を、各スライド部材の先端と前記一方の金型のキャビティ間の間隔が略等距離になるようにそれぞれ突き出して前記表壁の面形状にならう形状の棒状体の両端を前記スライド部材の先端面の少なくとも一部が前記棒状体とほぼ同一面になるように宙吊り状態に保持させ、前記一方の金型と前記棒状体間にパリスンを配置したのち型閉じして前記パリスンを挟持するとともに、前記棒状体および前記スライド部材を介して前記パリスンの裏壁となる部分を突出変形させることにより凹部を形成して該凹部の先端を表壁となる部分に溶着し、ついで、前記パリスン内に加圧流体を導入することによって、前記キャビティおよび前記スライド部材の外面に沿って膨張させると同時に前記凹部の前記スライド部材間における空隙部を前記加圧流体の内圧で押圧変形させることにより前記凹部の前記スライド部材間における空隙部の対向する壁面を溶着させて表壁近傍に前記棒状体が埋設された前記インナーリブを形成するとともに、前記スライド部材により前記インナーリブの両端に隣接した空間部を形成することを特徴とする中空板体の製造方法。
IPC (3件):
B29C 49/04
, B29C 49/48
, B29L 24:00
FI (2件):
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